
今回は、ネットショップ作成サービスのBASE(ベイス)と、Shopify(ショピファイ)について比較してみました。
基本情報を比較(初期費用・月額固定費用)
基本的な情報を比較してみました
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【CM話題】ネットショップ開設実績5年連続第一位の無料で使えるカートです。 | 【世界一位】世界175カ国170万サイト以上が利用する上級者向けECカートです。 |
申し込み前に確認しておきたい基本情報は下記のとおりです。
BASE
|
Shopify
|
||
運営事業者
|
BASE株式会社 |
Shopify_Japan株式会社
|
|
初期費用 |
無料 |
無料 ※全プラン共通 |
|
月額費用 |
\無料で使える/ フリープラン
0円グロースプラン
5,980円 |
ベーシック
25$スタンダード
69$プレミアム
299$※全て年払い時の料金 |
|
最短契約期間 |
1カ月 |
1ヶ月 |
|
商品登録数 |
無制限
(1日最大1,000件) |
無制限 |
|
ア ド レ ス |
独自ドメイン |
利用可能※サブドメイン限定 |
利用可能 |
常時SSL化 |
対応済み |
対応済み |
|
備考欄 |
BASEロゴを非表示は別途500円/月。独自ドメインは、フリープランから他社サービスで取得したものを”サブドメイン”として利用できます。 | 独自ドメインは他社サービスで取得したものでも利用できます。プランは上記以外に「Shopify plus」という最上位プランがあります。 | |
利 用 環 境 |
WEB ブラウザ |
||
スマホ アプリ |
|||
サ ポ | ト 窓 口 |
電話 |
- |
- |
メール |
◯ |
◯ |
|
備考欄 |
チャットでの問い合わせも対応してます。 | 電話とチャットは英語のみ対応しています。 | |
特定商取引法に関する表記の一部非公開 |
2022年1月20日より、個人のショップオーナーを対象に特別商取引法の所在地・連絡先の非公開が可能になりました。 | - | |
公式サイトで詳しく |
基礎知識
両者の肩書と利用シェアを比較してみた。
- BASE・・・国内ネットショップ開設数第一位。
- Shopify・・・世界トップクラスの利用シェアを誇る。
BASEは、国内出店数190万ショップ以上※2022年時点の第一位です。Shopifyは、詳細は未公開ですが、2020年の国内出店数の伸び率は228%増と発表されています。
Shopifyの伸び率も凄いのですが、出店数など利用シェアで比較した場合には、無料サービスであるBASEの方が高いシェアを継続してくと推測できます。
BASEは初期費用・基本料金無料のサービスです。
BASEは、初期費用・月額無料で利用できるフリープランが提供されています。一方、Shopifyは、初期費用・月額費用ともに有料のサービスです。
どちらもクレジットカード決済がすぐに導入できる。
BASEは、BASE側が決済を仲介してくれるため、クレジットカード決済導入にも審査がありません。つまり、今すぐにでもお店を開業することができます。
Shopifyは、ShopifyペイントというStripeのシステムを利用した決済手段が提供されています。こちらも、入力完了から最短数分程度で利用することができます。
Shopifyの日本語ローカライズは完全ではありません。
Shopifyは元々海外のサービスです。近年、日本語化はすすんでいますが、未だにアプリやヘルプは日本語化されてない部分も多くあります。
必要なスキルレベル
初心者にオススメできるのはBASEです。
初心者でも簡単にECサイトが作れるのは、BASEです。知識のない初心者でも直感的な操作だけで、ページが作れるように設計されています。
Shopifyは、最強のツールですが使いこなすにはスキルが必要です。中級者以上方、または、制作代行業者に依頼するケースなどにオススメです。

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超簡単!BASEからShopifyへ移行する手順[アプリでCSV一括登録・日本語URLの一括変更まで解説]
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決済手数料を比較(入金サイクル・決済対応)
一番利用頻度の高いクレジットカード決済手数料は要確認

ネットショップの決済まわりで確認しておきたい、クレジットカード決済手数料、入金サイクル、導入可能な決済サービスの種類についてまとめてみました。
BASE
|
Shopify |
|
クレジットカード
決済手数料 |
||
入金手数料
|
Shopifyペイメント
無料 |
|
入金サイクル
|
Shopifyペイメント
毎週日曜日締め翌週金曜日払い |
BASE
|
Shopify |
||
クレジットカード
|
一括払 |
◯ |
◯
|
分割払 |
- |
◯ |
|
コンビニ決済 |
◯ |
◯ |
|
銀行振込 |
◯ |
◯※ |
|
後払い決済 |
◯ |
◯ |
|
キャリア決済 |
◯ |
◯ |
|
代金引換 |
- |
◯※ |
|
Amazon Pay |
◯※ |
◯※ |
|
楽天ペイ決済 |
- |
- |
|
PayPay(ペイペイ) |
- |
◯ |
|
PayPal(ペイパル) |
◯ |
◯ |
|
Stripe |
- |
◯ |
|
Square |
- |
- |
|
Google Pay
|
- |
◯ |
|
Apple Pay
|
◯※ |
◯ |
|
備考欄
|
※AmazonPAYは個人・法人どちらも導入可能、ショッピングアプリ、予約販売、デジタルコンテンツ販売、テイクアウト、定期便、コミュニティ、抽選販売、ショップコインには使えません。※Apple Payは、ショッピングアプリにて「ゲストとして購入」を選択時に、Apple PayにMasterCardが登録されていると使えます。 | ※Amazon Payは法人限定です。※代金引換は、項目追加はできますが、手数料を加算することはできません。実装するには、有料アプリの導入が必要です。※銀行振込は、KOMOJU、Paidy、などの導入が必要です。 | |
公式サイトで詳しく
|
確認しておきたいポイント
BASEの有料プランが決済手数料は安い。
BASEは、フリープランは決済手数料が高いのですが、グロースプラン(有料プラン)に契約すると、Shopifyよりも決済手数料は安いです。
どちらのサービスも入金サイクルが早い。
どちらのサービスを選んでも入金サイクルは早いです。とくにShopifyは、BASE以外のネットショップ作成サービスと比較しても早いです。
どちらも毎回クレジットカード番号の入力が不要で決済できる。

PAY IDとは、BASEで作られたお店で共通使える会員IDのことです。つまり、BASEの店舗間での買物する際に、お客様は会員登録する手間が掛かりません。
Shopifyにも、Shopify PAYというShopify店舗間で共通で使えるID決済があります。ただし、BASEほど横のつながりはないため利用価値は若干低めです。

デザイン面を比較
デザイン面について比較してみました

どちらのサービスもカスタマイズ性能は高いです。
BASEはロゴを非表示にするのに月額500円掛かる。

パソコンで表示した場合には右上にBASEマーク。スマホで表示した場合にはフッターにBASEロゴが表示されます。色も控えめなのでさほど目立ちません。非表示にすると、ファビコンも自由に設定できるようになります。
両者ともに有料テンプレートが存在します。

上画像は、Shopifyの有料テンプレートを含んだ一例です。
- BASE・・・5,000円~10,000円
- Shopify・・・100~180$
両者ともに有料テンプレート推奨です。
どちらもHTML・CSSは編集することができる。

BASEは、初心者でも簡単に制作できるインターンフェイスと、上級者向けにHTML・CSSなどがカスタマイズできる入力フームの提供が提供されています。開発者の方は、APIなども利用することができます。

続いて、Shopifyの商品画面の編集の様子をみてみましょう。こちらも初心者でも簡単に編集できるようなインターフェイスです。

BASEと同じ用に、HTML、CSSなども編集できる入力フォームも提供されています。Shopifyの最高プラン(月額2,000$)に契約すれば、チェックアウトページ(注文ページのこと)も編集できるようになります。
商品登録ページも比較してみました。
BASE
|
Shopify |
![]() ▲クリックで拡大 |
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BASEは、入力項目を追加アプリで増やしている状態。Shopifyは初期設定そのままの状態です。
Shopifyの方が入力項目が多いので細かな設定ができることがわかります。海外サービスは使いづらい事が多いのですが、入力項目を見ても分かる通り使い勝手も悪くありません。
突き詰めるとカスタマイズ性能はShopifyの方が高い。
BASEでも十分にカスタマイズできますが、Shopifyはさらに高度なカスタマイズに対応できます。もちろん、それを活用するためにはスキルも費用も必要になります。

機能を比較(一覧表・注目機能)
両サービスの機能を比較してみました

二つのサービスのネットショップに関する機能について比較してみました。
BASE
|
Shopify |
||
基
本 機 能 |
送料詳細設定
|
◯ |
◯
|
HTML編集
|
◯ |
◯ |
|
年齢制限
|
◯ |
◯※ |
|
パスワード保護
|
◯ |
◯ |
|
購入個数制限
|
◯ |
◯ |
|
名入れ
|
◯ |
◯ |
|
英語表記
|
◯ |
◯ |
|
複数配送先指定
|
- |
◯※ |
|
副管理者
|
◯ |
◯ |
|
外部カート
|
- |
◯ |
|
アクセス解析
|
◯ |
◯ |
|
販
促 関 連 |
クーポン発行
|
◯ |
◯ |
レビュー機能
|
◯ |
◯※ |
|
ポイント機能
|
- |
◯※ |
|
再入荷通知
|
◯ |
◯※ |
|
レコメンド機能
|
- |
◯※ |
|
フォローメール
|
- |
◯※ |
|
メールマガジン
|
◯ |
◯※ |
|
BASE
|
Shopify |
||
販
売 機 能 |
予約販売
|
◯ |
◯※ |
定期販売
|
◯ |
◯※ |
|
まとめ販売
|
- |
◯※ |
|
抽選販売
|
◯ |
- |
|
オーダーメイド販売
|
- |
- |
|
ダウンロード販売
|
◯ |
◯※ |
|
電子チケット
|
- |
- |
|
デ
| タ |
商品一括登録(CSV)
|
◯ |
◯ |
商品一括DL(CSV)
|
◯ |
◯ |
|
連携
|
オンデマンド販売
|
◯ |
◯※ |
インスタグラム連携
|
◯ |
◯ |
|
Googleショッピング連携
|
◯ |
◯※ |
|
注目機能・連携
|
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|
公式サイトで詳しく |
補足事項 |
||
BASE
|
※すべての機能が制限なく利用できます。 | |
Shopify |
※ほとんどの機能が標準機能ではなくて、アプリを追加して導入できます。メールマガジン(Shopify メール)は固定費無料で毎月2,500通までは無料、それ移行は1,000通ごとに1ドル(USD)掛かります。 |
Shopifyは全部で2,500以上の機能が提供されている。

Shopifyは、全部で2,500以上の機能(アプリ)を導入することができます。しかし、その大部分はサードパーティが開発したもので、機能説明なども英語表記なものや日本語に対応していないアプリなども多くあります。

BASEの注目機能をピックアップ
BASEにはあるけど、Shopifyにはない注目機能をあげてみました。
- 受注生産販売
- 抽選販売
BASEの受注生産販売機能とは

BASEの受注生産販売とは、インターネットでデザインしたTシャツなどを、注文が入ってから生産して販売できる機能のことです。
受注生産なので仕入れの必要がありません。Tシャツのほかにも、マグカップ、キーホルダー、トートバックなど色々なアイテムを作成することができます。
BASEの抽選販売機能とは

入手困難な希少なアイテムなどを、先着順ではなくて抽選で販売する機能のことです。抽選後は、当選者にも落選者にも自動でメールで通知してくれます。

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Shopifyの注目機能をピックアップ
ダウンロード販売は”Shopify”の方が多機能です。
どちらもデジタルデータのダウンロード販売ができるのですが、機能的には「Shopify」の方がすぐれています。いくつか例を上げてみました。
- 1商品の最大容量がShopify(5GB)が多い。※BASE(1G)
- Shopifyは物販(CD)とデジタル販売(MP3)を一緒に売れる。
- ファイル更新時に購入者にダウンロード先を通知できる。
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楽天市場の店舗と注文・在庫を連動できる。

2020年4月に、Shopifyと楽天市場の商品登録、注文、在庫などが連動できる無料アプリがリリースされました。
この機能を利用すれば、多店舗管理システムを導入しなくても、楽天と自社ECという二つのサイトを一元管理できます。

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今回のまとめ

今回は、ネットショップ作成サービスのBASE(ベイス)と、Shopify(ショピファイ)について比較解説しました。
結局どちらのサービスがおすすめなの?
結論だけ言うと、目標とする売上高と商品点数で選ぶのがオススメです。つまり、個人規模であればBASE。法人規模の売り上げを目指すならShopifyです。
どちらのサービスを選んでも機能的には十分です。個人規模であれば、国内での販売に最適化された、BASEの方が実用的な機能も多く使い勝手はむしろいいです。
ただし、BASEはあくまでも個人向けに最適化されています。大量注文の場合など、サーバー環境やオペレーションなどは、Shopifyほどの安心感はありません。
Shopifyは、大規模サイトの実績も多く、大量注文にも十分対応できます。ただし、個人サイトには過剰に多機能すぎて、逆に使いづらいという感じです。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。