
今回は、ネットショップの集客で使える、広告について種類や費用など基礎知識と、実体験をもとにした費用対効果などについて解説します。
こんな方にオススメの記事
- ネットショップで広告運用を検討している方。
- 広告の種類や費用について知りたい方。
- 広告を利用した場合の費用対効果を知りたい方。
基礎知識
ネット広告を知るための3つの基礎知識

ネット広告の種類を知るうえで、覚えておきたい基礎知識を解説します。
ターゲットは4つの段階に分類できます。
- 低関心層・・・商品やサービスを知らない関心がない人。
- 潜在層・・・ニーズはあるが商品の存在を知らない人。
- 顕在層・・・ニーズに気がついて商品を探している人。
- 顧客層・・・商品を購入した人。
コレを知っていると、広告の説明がグッとわかりやすくなります。
段階的にステップアップして購入に至る
左から右に、段階的にステップアップして購入に至るわけです。
ターゲットごとに最適な広告手段は違います。
例をあげてみました。
- 低関心層・・・テレビのCM。
- 潜在層・・・ディスプレイ広告。
- 顕在層・・・リスティング広告。
- 顧客層・・・メールマガジン。
電車中吊り広告は、低関心層なので10,000人で1件売れるかどうか、タウンページは顕在層なので10人に1人は売れます。
低関心層→顧客層にいくほどに人数が絞られて少なくなりますが、広告効果は高くなります。
全くピンと来てない方も、これだけは覚えておけば問題ありません
「低関心層」、「潜在層」は、対象になる人数は多いのですが、商品自体に興味が薄いため売るのはとても難しいです。
この層をターゲットに集客するのは、専門の職業が成立するほど難易度は高いです。広告運用の代行業者などに依頼も検討してみてください。
「顕在層」、「顧客層」は、対象になる人数は少ないのですが、すでに商品に興味があるため売るのは比較的簡単というわけです。

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ネットショップの広告種類
リスティング広告(検索連動型広告)

ターゲット | 顕在層 |
広告掲載場所 | Google、Yahoo!の検索結果 |
料金形態 | クリック課金型 |
リスティング広告とは、検索したキーワードに連動して表示される広告のことです。検索連動型広告とも呼ばれています。
広告は入札方式で、高い順番に掲載されていきます。広告は表示されて、クリックされた場合にのみ費用が掛かる「クリック課金型」です。
広告費用は、1,000円程度からはじめられます。上限が設定できるので、それをオーバーして広告費が掛かることはありません。

Google 広告(検索・ショッピング)
旧名:Google Adwords(アドワーズ)

「Google 広告」のリスティング広告は下記の2つの場所です。2番のGoogleショッピングは、未だに検索結果に無料という情報もみられるのですが、2013年6月より有料化されています。
1番はGoogle広告から出稿できます。
2番のGoogleショッピングの掲載方法は下記の通りです。
- Google Merchant Centerでアカウント作成。※別に必要。
- Google Merchant CenterにてCSVで商品登録。
- Google 広告アカウントと紐付けする。
- Google 広告でショッピングのキャンペーンを作成する。
アカウントは、Google Merchant Center(グーグルマーチャントセンター)と、Google広告の2つが必要です。
朗報:再び無料化される見通しらしい。
Googleショッピングが再び無料に。米国では4月末から、日本では年末前までに。https://t.co/L1sJnyUlqb
— 今時店長@いまどきのネットショプ開業講座 (@DRMjFRPxmh43Ulo) April 25, 2020
ヤフー 検索広告
旧名:ヤフー スポンサードサーチ

Yahoo!の検索結果に表示される、ネットショップに関係しそうな情報は上記の二つです。
2番はGoogleショッピングのような広告枠ではなくて、ヤフーショッピングの検索結果やランキングを掲載しているだけです。
1はヤフー検索広告から出稿できます。
アフィリエイト広告

ターゲット | 潜在層~顕在層 |
広告掲載場所 | ブログ、サイト、広告運用 |
料金形態 | 成果報酬型 |
アフィリエイトASPを通じて、個人のブログから、法人の情報サイトまで、幅広いWEBサイトで広告を配信することができます。
広告費用は、実際に売れた場合にのみ報酬が発生する「成果報酬型」なので、売れなければ毎月の少額の固定費だけです。
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リターゲティング広告(リマーケティング)

ターゲット | 顕在層~顧客層 |
広告掲載場所 | ブログ、サイト、SNSなど |
料金形態 | クリック課金型など |
過去にあなたのお店をを訪問したことがあるユーザーに対して、別のサイトやブログなどに、あなたのお店の広告を掲載する配信方法のことです。
あたたのお店に興味のあるユーザーだけに限定して広告が配信できるため、とても効果のある広告手法として利用されています。
ヤフー、フェイスブックでは「リターゲティング広告」、Googleでは「リマーケティング広告」と名前は違いますが内容的には同じようなものです。
料金形態は、Google、Yahoo!はクリック課金型ですが、Facebookはエンゲージメント課金型、Twitterはインプレッション課金型など、サービスごとに違います。
SNS・ニュースアプリ・ネイティブアドの広告

ターゲット | 潜在層 |
広告掲載場所 | SNS、メディア |
料金形態 | クリック課金型、インプレッション課金型、エンゲージメント課金型、期間契約型など |
最後は、SNSや情報メディアなどに広告を掲載する方法です。
SNSは、運営元から広告を出すことができます。
情報メディアは、運営元または、ネイティブアドネットワークサービスを通じて広告を掲載することができます。
メディアは、各サービスごとに利用者の属性があるため、自分の商材とあったサービスの選択が重要になります。
SNS
ニュースアプリ
ネイティブアド

費用対効果の理想と現実
広告運用はとてもむずかしい

ひとことでいうと広告運用はとてもむずかしいです。
たとえば、顧客層に直接アプローチできるリスティング広告ですが、実際に、Google、Yahoo!などで、商品のカテゴリ名で検索して確認してみてくだい。
長期的に広告を掲載しているショップは、ほぼいません。
なぜなら、集客で販売しても利益を出すのはむずかしいからです。ほとんどのお店は「売って終わり」ではなく、リピーターまで見越し広告を活用しています。
Amazonは、利益率の低い商材でも出しているよね!?と思われる方もいるかとおもいますが、それはおそらく、次の買い物まで見越した上で広告を出しています。
つまり、Amazonとして広告も兼ねているんですね。
ただ、そんななかにも、いつでもリスティングを活用している常連がいます。
それは、美容、ダイエット、健康食品、レンタル関係、ゲーム、ネットサービスなど、利益率の高い商材です。利益率が高いから、広告費を掛けられるのです。
ただし、利益率が高いから広告で集客して簡単に売れるわけではありません。むしろ逆で、広告運用から販売まで含めて高度なテクニックが必要になります。
アフィリエイト広告を活用しよう

そんなむずかしい広告運用を、低リスクでその道のプロに依頼できるのがアフィリエイト広告です。
アフィリエイターのなかには自腹でリスティング広告を購入して、年間数億円規模で販売実績を上げているユーザーも存在します。
アフィリエイトは成果報酬型なので、ユーザーがリスティングを出稿しても、実際に売れなければ報酬を支払う必要はありません。

また、リスティングのキーワードについても、サイト名、会社名、商標など、購入予定だったユーザーなども外すことができます。
※上記は国内最大級のアフィリエイトASPである「A8.net」の管理画面の一部です。
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今回のまとめ

今回は、ネットショップの集客で使える、広告について種類や費用など基礎知識と、実体験をもとにした費用対効果などについて解説しました。
- ターゲット4つに分類できる。
- 顕在層・顧客層にアピールすると売れやすい。
- 費用対効果だけで考えるときびしい。
だから、お店の名前を売る、新規顧客を獲得するために活用する。
という感じです。
広告運用に関しては、アフィリエイト広告経由であれば、専門業者に頼むよりも費用的リスクはおさえて挑戦できるので覚えておいてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。