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ネットショップの開業費用(資金)はいくら必要なの[仕入れ資金・出店資金・開業前に必要な備品購入費用などを総まとめ]

ネットショップをはじめるために必要な資金について解説します。

こんな方におすすめの記事

  • ネットショップをはじめたいとぼんやり考えている方。
  • ネットショップ出店するのに必要な費用を知りたい方。
  • 予算別におすすめの出店方法を知りたい方。

はじめに

仕入れ資金について

商品点数

3つを順番に考えるだけでわかります

  1. お店に並べる商品ラインナップと数量を決める。
  2. 販売価格と仕入価格を想定する。
  3. 仕入れ資金を求める。

商品ラインアップを決めると、開業するために必要な資金(お金)が具体的にイメージすることができます。商品ラインナップを考える際には、ターゲットにする属性とお店のコンセプトなども合わせて検討してみてください。

あまりイメージできない場合には、目標としているネットショプの商品点数を確認、それを仕入れるために必要な費用などを計算してみましょう。

今時店長
今時店長
仕入れ相場は「NETSEA(ネッシー)」などに入会して仕入れ相場について確認してみてください。

上記に加えて運転資金が必要になる

日々の営業で掛かる運転資金も必要です。商品が売れた場合には、その売上金が入金される前に、在庫切れを補充するための資金について考慮しなくてはいけません。

みんなどのくらい用意して開業しているの?

日本政策金融公庫が2018年に発表したデータによると、新規開業企業の平均は1,062万円とのことです。ただし、ネットショップの場合には、実店舗が不要なので、この数字よりも大幅に資金は少なくても開業できると考えていいでしょう。

業費用の分布をみると、「500万円未満」の割合が37.4%と最も高く、次いで「500万~1,000万円未満」が31.0%を占める (図-13)。「1,000万円以上」の割合は、4年連続で減少している。 ○ 開業費用の平均値は1,062万円と2017年度に比べて81万円減少した。調査開始以来、最も少なくなった。

https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/topics_181203_1.pdf

今時店長
今時店長
私が約10年前に開業したネットショップの最初の仕入額は50万円くらいでした。商材次第で資金は大きく変わると考えていいでしょう。

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予算別の出店方法

資金0円の方

無料ネットショップ

無料ネットショップサービスを使えば、初期費用0円、月額費用0円でネットショップをオープンすることができます。

費用は商品が売れた場合にのみ、決済手数料として売上金から差引されて振込されるため、売れるまでは一円の負担も必要ありません。

このあと紹介している二大サービスは、5分程度あれば出店可能。クレジットカード決済など必要な機能も、開店と同時に導入することができます。

二大サービスがおすすめ

  • BASE・・・香取慎吾さんのテレビCMでもおなじみの無料サービス。他社で取得した独自ドメインでも無料で運用できる。
  • STORES・・・決済手数料の安さが魅力のサービス。無料プランはアクセス解析が使えないなど若干制限があります。
今時店長
今時店長
無料サービスで探しているならば、初期費用、月額費用無料のBASEがオススメです。クレジットカードの審査もありません。

BASEなら仕入れも不要!無在庫販売もできる

Tシャツ無在庫販売

BASE」には、インターネット上にアップした画像を使い、注文が入ってからTシャツなどを制作してエンドユーザーに直接配送してくれるサービスもあります。

このサービスを使えば、オリジナルデザインの商品を在庫0、仕入れリスク0、でお店をオープンすることもできます。

今時店長
今時店長
このサービスは無料なので、考えるよりも行動で試してみることをおすすめします。

BASE(無料ではじめる)

資金2万円の方 今時店長のイチオシ

ストアーズ大幅アップデート

無料サービスとしても紹介した「STORES」ですが、じつは「スタンダードプラン」という有料プランも提供されています。

スタンダードプランにすると、独自ドメインが提供されて、さらに、クレジットカード決済手数料が5%→3.6%に大幅に安くなります。※他に手数料は一切掛かりません。

この決済手数料は、国内サービスでも最安値に近い手数料の安さです。※BASEは概算6.6%+40円、カラーミーショップでの4%~5%掛かります。

今時店長
今時店長
商品点数が数百点あるような大型店舗でなければ、今一番おすすめできるのがこちらのサービスです。機能的にも申し分ありません。

STORES(無料ではじめる)

予算10万円(年間)大規模サイトを作りたい方に

メイクショップ

いま国内で、ネットショップASPで一番の流通総額が多いのが「makeshop」というサービスです。つまり、あなたがいま想像した人気ショップの大部分はメイクショップを利用していると考えていいでしょう。

makeshopで一年契約した際の費用
プレミアムプラン
(1年契約)
初期費用10,000円+(月額費用9,000円✖12ヶ月)
=118,000円(税抜)
今時店長
今時店長
大規模サイトを作るなら一押しです。機能も豊富で大量のアクセスや注文にも問題なく対応することができます。

makeshop(特別20日間の無料体験窓口)

予算30万円以上

楽天市場

楽天市場」に出店しましょう。圧倒的な集客力と、爆発力は他とは比べ物になりません。短期間で結果を出して、一気に売上を伸ばしていく、売上があがるほど手数料は下がり、口コミなどにより安定した集客と売上も期待できます。

「がんばれプラン」契約時に支払う費用(一年間契約)
初期登録費用
60,000円
月額出店料
19,500円×12ヶ月分 =234,000円 ※月年間一括払
合計
294,000円
売上毎の手数料
※上記金額とは別に売上毎に手数料が掛かります。おおよそ8%~12%程度(売上金額が増えるほど手数料は下がります)
今時店長
今時店長
新規店舗でも高額な商材が売れる可能性があるのは楽天市場くらい。そのかわり、出店審査はそこそこきびしいです。

楽天市場(出店資料請求はこちら)

備品・環境設備にかかる費用の目安

開業前に必要なもの

個人名刺(100枚980円)

ネットショップを開業する前に、仕入れ目的で見本市や展示会でつかう個人名刺を用意しておきましょう。

まだ、ショップの名前なども決まっていないのであれば、名刺に「ショップ開業の準備をしています」などのコメントを付け加えましょう。個人名刺はインターネットから作ることができます。個人的にはデザインも豊富でカスタマイズもできる「ビスタプリントプレミアム名刺」を利用しています。料金は”100枚980円”です。

ショップのドメイン(年間1,500円くらい)

お店の名前が決まる前はフリーメールなどでも構いませんが、店舗名が決まったら独自ドメインのメールアドレスを取得しましょう。

個人的には「ムームードメイン」でドメインを取得(年間1,500円くらい)、「エックスサーバー」でメールとWEBサイトに運用(月額1,000円)という組み合わせがおすすめです。当サイトもこの組み合わせですが月額1500円くらいの費用です。

営業許可証申請手数料

新規にネットショップで商売をする際には、商材によっては営業許可証の申請が必要です。(参考:食品、酒類、中古品、ペット販売、医薬品、化粧品、動物、植物、輸入商品など)

営業許可申請
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ネットショップに必要な備品・環境

パソコン(4万円~)

本業として開業するならパソコンは必需品ですね。趣味、副業であればスマートフォン、タブレットでも可能ですが生産性は大きく劣ります。個人的には色々なメーカーを利用した結果、国産製品で価格の安い「マウスコンピューター」を利用しています。一般業務に事足りる”ノートパソコンが大体4万円台”で購入できます。

カメラ(3万円~)

商品を撮影するカメラと必要な機材を用意しましょう。カメラは予算に応じて選べば問題ありませんが、出来れば三脚とライティング機材は用意しておきたいですね。準備しておきたい機材と費用をリストアップすると、一眼レフカメラ3万円~5万円)、カメラ三脚5,000円~10,000円)、撮影ライト5,000円~必要数量)、レフ板1,500円程度)などですね。

商品価格はリンク先の楽天市場を参考にしました。あまり予算が掛けられない場合には、光源とレフ板が一体化したミニスタジオ風の「写真撮影キット」などを活用してもいいですね。

電話回線(0円~)

ネットショップを運営する際には、信頼度を上げるためにも固定電話を用意しましょう。店舗開業等に伴う電話回線の新規お申込みなら「電話加入権.com」が”初期工事費と電話加入権が0円”なので費用を抑えて固定電話が導入できます。とりあえず固定番号だけを用意したいのであれば「Toones転送電話」という”転送電話サービスは月額998円”でも構いません。

国際電話専用回線(基本料金0円~)

仕入などで国際電話を利用する際には「Telink(テリンク)国際電話サービス」を活用しましょう。初期費用・月額費用など”無料”で18ヶ国(アメリカ、中国、香港、フランス、韓国など)に国際通話料金”1分1円”で電話を掛けることができます。登録は無料なので準備しておいて損はありません。

FAX回線(月額1,000円程度)

既存のFAX回線がない場合には、FAXを電子メールで受け取りできるインターネットFAXがオススメです。回線工事などの契約も不要、インターネット回線とパソコンまたは、スマートフォンさえあればすぐに導入できます。

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今時店長
今時店長
インターネットFAXは履歴がそのままパソコンに残るので、輸入などで税関とやり取りする際にもあると便利です。

パソコンのソフト

ウィルス対策ソフト(一台5,000円:年間)

ネットショップ運営では顧客情報なども取扱うためウィルス対策ソフトは必須ツールですね。世界的に知名度の高い「ノートン セキュリティ」と、国内利用シェアの多い「ウイルスバスター」という2つのツール、個人的には「ノートン セキュリティ」を愛用しています。

画像編集ソフト(実売価格は1万5千円程度)

プロ、アマ問わず利用シェアが多いのは「Photoshop(フォトショップ)」です。将来的にデザイナーなどを採用した際にも、このソフトさえあれば仕事はできます。

フォトショップには大きく別けて2つの種類があります。「Photoshop」はプロ仕様で全機能が利用できる、「Photoshop Elements」は一般向けで標準機能のみ利用可能だとお考えください。ネットショップ制作や商品画像の加工であれば「Photoshop Elements(エレメンツ)」で必要十分です。

HTML編集ソフト(実売価格は4万円程度)

最近はHTML編集ソフトを使わないという方も多いのかもしれません。数年前までは本業の人は「Dreamweaver(ドリームウィーバー)」を利用していました。ずっと使うのでサブスクリプション版ではなく通常版がおすすめです。

会計ソフト

クラウドの無料ソフトから段階的に検討してみてください。

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サイトのデザイン

サイトを制作する

要所はプロに制作を依頼しよう

サイトロゴなど、要所となるデザイン部分は素人が制作するよりも、デザインのプロにお願いするのがおすすめです。クラウドソーシングを活用すれば費用もそれほど掛かりません。

サイトロゴ制作(2,000円~5千円)

ココナラのサイトロゴの相場が2,000円くらいからです。商用利用なので追加料金を取られるケースもあります。

低コストでプロ仕様の外注サービス

今時店長
今時店長
ちなみに、私のアイコンは”ココナラ”にて、依頼して約2日程度で作っていただきました。

まとめ

いまどき店長のまとめタイム

今回はネットショップを開業する上で必要な資金について解説しました。

当然ですが、これはあくまでも目安なので、自分で計算しながら正確な数値を出してみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。

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  • この記事を書いた人
今時店長

今時店長

楽天市場の某大型サイトにて、2005年~2013年まで運営責任者を務める。その経験を活かし、2013年に楽天市場のショップへのサポートを目的に当サイトを立ち上げました。2016年に情報サイトとしてリニューアル、より幅広い層の方々にオンラインビジネスのノウハウやアドバイスを提供しています。

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