
今回は、ネットショップ作成サービス「BASE」と、EC-CUBEベース提供されているクラウドサービスの「Xserverショップ」について比較してみました。
BASE×EC-CUBEの比較記事でもあります。
「Xserverショップ」は、最安値水準で導入できる、EC-CUBEです。BASEに近い予算感で導入できるEC-CUBEの比較記事と考えていただいて問題ございません。
基本情報を比較(初期費用、月額費用、商品登録数)
二つのサービスの基本的な情報を比較してみました
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申込み前に確認しておきたい基本情報は下記のとおりです。
BASE
|
Xserverショップ
|
||
運営事業者 |
BASE株式会社 |
エックスサーバー株式会社
|
|
初期費用 |
無料 |
11,000円 全プラン共通 |
|
月額費用 |
\無料で使える/ フリープラン
0円グロースプラン
5,980円年間契約:59,760円
一月あたり:4,980円
※グロースプラン価格変更予定
※2024年1月16日より、グロースプランは、月払い19,980円、年払い198,960円(月あたり16,580円)に料金改定
詳細はこちらプラン別手数料比較 (当サイト調べ) |
3つのプラン ベーシック:1,980円~ スタンダード :4,950円~ プレミアム:9,900円~ |
|
最短契約期間 |
1カ月 |
1ヶ月 |
|
商品登録数 |
無制限
(1日最大1,000件) |
無制限 ディスク容量 ベーシック:5GB スタンダード :50GB プレミアム:200GB |
|
ア ド レ ス |
独自ドメイン |
利用可能 ※サブドメイン限定 |
全プラン無料提供 |
常時SSL化 |
対応済み |
対応済み |
|
備考欄 |
BASEロゴを非表示は別途500円/月。独自ドメインは、フリープランから他社サービスで取得したものを”サブドメイン”として利用できます。 | 独自ドメインは、全プランに無料で提供されます。商品登録数は無制限ですが容量の制限があります。 | |
サ ポ | ト 窓 口 |
電話 |
- |
◯ |
メール |
◯ |
◯ |
|
備考欄 |
チャットでの問い合わせも対応してます。 | EC-CUBEの利用法、ショップ運営については対象外です。 | |
特定商取引法に関する表記の一部非公開 |
住所・電話番号の非公開
非公開にできる
匿名配送
匿名配送が使える
|
- | |
公式サイトで詳しく |
BASE
初期費用・月額無料で今すぐ出店できる。
BASEは、初期費用、月額無料で利用きます。クレジットカード決済導入の審査もないので、いますぐお店を出店して販売を開始することができます。
Xserverショップ
すぐにサイト制作をはじめることができます。
本来、EC-CUBEは、初期機能、クレジットカード決済などプラグインの追加が必要ですが、それらはインストールされた状態から利用できます。

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決済関連を比較(決済手数料、入金サイクル)
クレジットカード決済手数料をメインに比較
二つのサービスのクレジットカード決済手数料(販売手数料)をメインにして、入金手数料と入金サイクル、加えて導入できる決済手段をまとめてみました。
BASE
|
Xserverショップ |
|
クレジットカード
決済手数料 |
Stripe
4% 全プラン共通 |
|
入金手数料 |
入金額の0.25% + 250円 |
|
入金サイクル |
月末締めの翌月末払い |
BASE
|
Xserverショップ |
|
クレジットカード
|
◯ |
◯
|
コンビニ決済 |
◯ |
◯ |
銀行振込 |
◯ |
◯ |
後払い決済 |
◯ |
◯ |
キャリア決済 |
◯ |
◯ |
代金引換 |
- |
◯ |
Amazon Pay |
◯※ |
◯ |
楽天ペイ決済 |
- |
◯ |
PayPay(ペイペイ) |
- |
◯ |
PayPal(ペイパル) |
◯ |
◯ |
Stripe |
- |
◯ |
Square |
- |
- |
Google Pay
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- |
◯ |
Apple Pay
|
◯※ |
◯ |
備考欄
|
※AmazonPAYは個人・法人どちらも導入可能、ショッピングアプリ、予約販売、デジタルコンテンツ販売、テイクアウト、定期便、コミュニティ、抽選販売、ショップコインには使えません。※Apple Payは、ショッピングアプリにて「ゲストとして購入」を選択時に、Apple PayにMasterCardが登録されていると使えます。 | 初期状態で導入できるのは、Stripeを利用したクレジットカード決済、銀行振込、代金引換の4つです。それ以外も外部の決済プラグインで大部分は導入できます。 |
公式サイトで詳しく
|
BASE
他社と比較して決済手数料は少し高い。
BASEは、クレジットカード決済手数料(販売手数料)は、他社サービスと比較しても若干高額です。その代わり、月額固定費が無料というわけです。
入金サイクルは最短10日と早い。
入金サイクルは申請から最短10営業日と早いです、また、AmazonPayが個人でも導入できるのもいいですね。代引きは未対応なので注意してください。
Xserverショップ
決済手数料は最安値相場よりも若干高い。
標準で導入できるStripeは、BASEと比較すると決済手数料は安いですが、ほかのネットショップASPと比較すると同等か若干高いです。
自分で選んだ決済をプラグインで導入できる。
国内で提供されている決済は、ほぼプラグインで導入できます。また、大規模ECならば、決済事業者との交渉次第で決済手数料は下げることもできます。

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デザイン面を比較(操作感、テンプレート)
二つのサービスを利用した感想
実際に二つのサービスを利用してきた感想で違いを解説します。
BASE
初心者でも簡単にネットショップが作れる。
BASEのデザイン操作はとても簡単です。初心者でも、マニュアル不要で直感的な操作だけでネットショップを作成することができます。
数十点以上の無料・有料テンプレートが用意されている。
また、あらかじめデザインされたテンプレートも数十以上はあります。無料のほかに、5,000円程度から購入できる有料テンプレートも多数用意されています。
高度なカスタマイズにも対応している。
上級者はHTML、CSSなどをカスタマイズ編集することもできます。固定ページを追加する機能もあるので、自分だけのオリジナルページも作れます。
EC-CUBE
シンプルなテンプレート1種類だけです。
Xserverショップに用意されたテンプレートは1種類だけです。レスポンシブ対応のきれいなデザインで、どんな業種にもあわせやすいシンプルなタイプです。
EC-CUBEの有料テンプレートは、レスポンシブ対応で相場は15万円~20万円程度と高額です。※最近は少しリーズナブルなテンプレートも増えているようです。
カスタマイズ性能はとても高い。
BASEにできることは全て可能と考えて間違いありません。HTML、CSSの編集はもちろんのこと、固定ページなども自由に追加することができます。
また、上級者であれば商品ページ以降の購入フローとかチェックアウトに関わる、ECカートのシステム的な部分もカスタマイズすることも可能です。

機能を比較(販促、販売、データ、連携)
二つのサービスの機能について比較してみました
BASE
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Xserverショップ |
||
基
本 機 能 |
送料詳細設定
|
◯ |
◯
|
HTML編集
|
◯ |
◯ |
|
年齢制限
|
◯ |
◯※ |
|
パスワード保護
|
◯ |
◯※ |
|
購入個数制限
|
◯ |
◯※ |
|
名入れ
|
◯ |
◯※ |
|
英語表記
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◯ |
◯ |
|
複数配送先指定
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- |
◯※ |
|
副管理者
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◯ |
◯ |
|
外部カート
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- |
- |
|
アクセス解析
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◯ |
◯※ |
|
販
促 関 連 |
クーポン発行
|
◯ |
◯※ |
レビュー機能
|
◯ |
◯※ |
|
ポイント機能
|
◯※ |
◯ |
|
再入荷通知
|
◯ |
◯※ |
|
レコメンド機能
|
- |
◯※ |
|
フォローメール
|
- |
◯※ |
|
メールマガジン
|
◯ |
◯※ |
|
BASE
|
Xserverショップ |
||
販
売 機 能 |
予約販売
|
◯ |
◯※ |
定期販売
|
◯ |
◯※ |
|
まとめ販売
|
- |
◯※ |
|
抽選販売
|
◯ |
- |
|
オーダーメイド販売
|
- |
◯※ |
|
ダウンロード販売
|
◯ |
◯※ |
|
電子チケット
|
- |
- |
|
デ
| タ |
商品一括登録(CSV)
|
◯ |
◯ |
商品一括DL(CSV)
|
◯ |
◯ |
|
連携
|
オンデマンド販売
|
◯ |
- |
インスタグラム連携
|
◯ |
◯※ |
|
Googleショッピング連携
|
◯ |
◯※ |
|
公式サイトで詳しく |
補足事項 |
||
BASE
|
ほかにも、ブログ機能、メンバーシップ機能、コミュニティ作成機能、アンケート機能、テイクアウト機能なども搭載しています。全ての機能を制限なく使えます。※ポイント機能は、メンバーシップ Appをインストールすることで利用できます。 | |
Xserverショップ |
上記のなかで無料プラグインで実現できるのは、ポイント機能、レビュー機能、アクセス解析(Googleアナリティクス利用すれば無料)の3つでした。あとは、ほぼ有料プラグインの導入が必要です。 |
BASE
全ての機能が固定費無料で利用できる。
BASEは、無料プランだけのサービスです。つまり、ロゴ非表示みたないオプションをのぞいて、全ての機能が固定費無料で利用できます。
Xserverショップ
必要な機能を有料プラグインで追加できる。
EC-CUBEは、必要な機能をプラグインで追加できます。また、国産サービスなので、プラグインの説明などもわかりやすく導入も比較的簡単です。

今回のまとめ

今回は、ネットショップ作成サービス「BASE」と、EC-CUBEベース提供されているクラウドサービスの「Xserverショップ」について比較しました。
どちらがおすすめなの
初心者にはBASEがおすすめ。
これからネットショップをはじめる大部分の初心者にはBASEがおすすめです。実際に利用してみて、物足りないと感じたらEC-CUBEが選択肢になります。
BASEよりもEC-CUBEの方がすぐれていると感じる部分。
- デザイン、システムの自由度が高い。
- 顧客情報を店舗側で管理できる。
- より高度な自己のスキルアップができる。
BASEでも十分自由度は高いのですが、EC-CUBEと比較したら自由度は劣ります。注文ページや購入フローまでカスタマイズできる選択肢は多くありません。
つまり、より高度なスキルアップができるというよりも、高度なスキルがないと扱うのは難しいです。顧客情報やセキュリティ面なども自己管理が必要です。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。