2017年11月追記
2017年11月時点でのヤマダモールの商品出品数は約120万点とのことです。同時期の楽天市場は20億点くらいなので、市場規模としてはまだまだ圧倒的な差があります。その差が縮んでいるという感じも受けませんでした。
ただし、将来性が無いとは悲観してはいけません。楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで、すでに実績のある店長のはなしでは、マイナスにならない程度の売上はあるとのことです。かつては、Yahoo!ショッピングも同様だったので、この平行線がいつ伸びるかもわからない、そう考えたら出店も一つの方法なのかもしれません。
成功のカギを握るのはポイントシステムですね。Yahoo!ショッピングが成功したのは無料化もそれなりに影響していますが、それ以上にTポイントとの統合が大きな要因だったと考えています。楽天市場→楽天ポイント、Yahoo!ショッピング→Tポイント、これらのポイントは共通ポイント化しているので、コンビニでの買い物や電子マネーへのチャージなどもできます。ヤマダモールのヤマダポイントがどこまで利用価値を伸ばすことができるのか?このあたりにヤマダモールの将来性も掛かってくると感じました。
▼以下は2013年に記載した記事です
ヤマダモールの現在までの流れ
まずは、ヤマダモールの現在までの流れを確認しておきましょう。ヤマダモールが開業したのは2010年のことでしたが、当時は出店者の商品をヤマダ電機が仕入れて消費者に販売する仕入れ方式という販売方法でしたが、2011年10月に出店者が直接販売をする一般的な出店方式に変更されリニューアルオープンをしました。
ヤマダモールの現状で感じたこと
ヤマダの顧客のポイントカードが狙い目だったはず・・。
2012年頃のリニューアルの際に、私の店舗もDMや電話などで出店しないかという誘いを何度かいただきました。その際にセールスポイントとしては、発行ポイントだけで400億以上はユーザーが保有しているポイントがあるという説明をうけました。実際はわかりませんが、ヤマダ電機のシェア率の高さを考えれば不思議な数字ではありませんね。
口コミ件数がとにかく少ない
ヤマダモールの商品はとにかく、口コミ件数が少ないです。売れていないから仕方がないと考えてしまえばそれまでなのですが、口コミ件数の数を見ただけでも現在の状況が把握出来ます。
集客にはそれなりに力を入れているが・・・
ヤマダモールはバリューコマースを利用してアフィリエイト広告を出しています。料率1%(税抜き)は最低料率ですが、楽天市場やYahoo!ショッピングなどと共通です。ただし、共通という時点であえてヤマダモールを推薦するケースがそれほどあるのか?このあたりは難しいかもしれませんが、現状ではそれほどまでに集客に力を入れているとは思えません。
出店手数料が高い
※2013年4月時点での料金プランです。
- ライトプラン10,000円 システム5% 商品点数 30,000点
- スタンダード20,000円 システム5% 商品点数 100,000点
- プレミアムプラン 50,000円 システム利用料 5%~2.5% 無制限
ライトプランと、スタンダードプランのロイヤリティが5%と同じで、違う点は掲載商品数とメールマガジンの利用回数という微妙な仕様です。これなら、ライトプランの出店料をただにして、ロイヤリティを上げてくれたほうが参入する気にもなるんだけどなぁ・・。
まとめ
多店舗展開の一つとしてはありかも?
「楽天市場」などである程度結果を残した店舗であれば、それなりに売上をあげることができる可能性があります。実際にヤマダモールに出店しているショップをみても、ある程度売れてそうなお店は楽天市場で成功した店舗が大部分を占めているようです。ヤマダのポイントシステムで獲得したユーザーの受け皿としての出店ですね。