
今回は、オリジナルグッズの販売で稼ぐ手段として、無料で利用できるネットショップ作成サービスのBASE(ベイス)と、pixivと連携できる総合マーケットのBOOTH(ブース)を比較してみました。
基本情報を比較(初期費用・月額固定費用)
基本的な情報を比較してみました
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申込み前に確認しておきたい基本情報は下記のとおりです。
BASE | BOOTH | |
運営事業者 | BASE株式会社 | ピクシブ株式会社 |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 無料 |
最短契約期間 | - | |
商品登録数 | 無制限 (1日最大1,000件) | 無制限 |
独自ドメイン | 利用可能※サブドメイン限定 | 利用できません |
常時SSL化 | 対応済み | 対応済み |
備考欄 | BASEロゴを非表示は別途500円/月。独自ドメインは他社サービスで取得したものを”サブドメイン”として利用できます。 | - |
BASEは出店、BOOTHは出品という印象です。
グループに分類すると下記のとおりです。
- 出店・・・BASE、STORES
- 出品・・・メルカリ、minne、BOOTH
大きな違いは「独自ドメイン」で運用できるという点です。
BOOTHは、与えられたサブドメインを一時的に借りているだけですが、BASEは自分が所有する独自ドメインを使いお店を開くことができます。
BOOTHは自分の判断で匿名でも出品できる。
メルカリ、minneと同じように、匿名で出品できる許容範囲は広いです。
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BASEは、匿名では出店できません。
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できる限り匿名で出店する方法はこちら。
BASEなら顧客にメルマガを配信することもできる。

BASEは、ネットショップ作成サービスなので、作品のファンに対して色々な方法でアプローチすることができます。

新作商品をメールマガジンで配信することはもちろん、割引クーポンを発行したり、定期販売や抽選販売などを実施することもできます。

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決済手数料を比較
一番利用頻度の高いクレジットカード決済を比較
ネットショップの買物で一番利用頻度の高い、クレジットカードの決済手数料をベースに比較していきます。
BOOTHの方が決済手数料は安い。
BASE | BOOTH |
6.6%+40円 参照元 | 決済手数料 自宅発送:5.6%+22円 倉庫発送:5.6%+22円+26円(発送手数料) ※2020年8月26日に決済手数料はサービス利用料に名前を変え、注文あたり3.6%から5.6+22円に値上げされました。 参照元 |
BOOTHは2020年8月26日に決済手数料が値上げされます。
2020年8月26日よりBOOTHの決済手数料が値上げされます。しかも、大幅に・・。 pic.twitter.com/GZoiOv67GN
— 今時店長@いまどきのネットショプ開業講座 (@DRMjFRPxmh43Ulo) June 25, 2020
ただし、2020年8月6日よりpixivFACTORY商品の販売手数料は下がるようです。
8月6日(木)より、BOOTHにおける、pixivFACTORYの販売手数料がマージンだけに変更されるようです。わかりやすくなりますね。#BOOTH pic.twitter.com/futrfoCCPt
— 今時店長@いまどきのネットショプ開業講座 (@DRMjFRPxmh43Ulo) July 30, 2020
上画像は3.6%ですが、8月26日移行は5.6+22円になります。
トータル的には、そこそこ大きな値上げですね。
BOOTHの倉庫サービスについて。
BOOTHには、倉庫サービスという発送代行サービスがあります。
料金的は良心的で安いです。
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BASEにも提携した物流サービスはあります。
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クレジットカード決済以外の対応状況。
BASE | BOOTH | |
クレジットカード | ◯ | ◯ |
コンビニ決済 | ◯ | ◯ |
銀行振込 | ◯ | ◯ |
後払い決済 | ◯ | ◯ |
キャリア決済 | ◯ | - |
代金引換 | - | - |
Amazon Pay | ◯※ | - |
楽天ペイ決済 | - | ◯ |
PayPay(ペイペイ) | - | - |
PayPal(ペイパル) | ◯ | ◯ |
Stripe | - | - |
Square | - | - |
Google Pay | - | - |
Apple Pay | ◯※ | - |
備考欄 | 決済手数料は全て共通です。※AmazonPAYは2021年3月17日より導入、ショッピングアプリ、予約販売、デジタルコンテンツ販売、テイクアウト、定期便、コミュニティ、抽選販売、ショップコインなどには使えません。※Apple Payは、ショッピングアプリにて「ゲストとして購入」を選択時に、Apple PayにMasterCardが登録されていると使えます。 |
キャリア決済のあるBASEの方が学生には便利そうですね。
振込手数料は同程度の金額です。
BASE | STORES |
30,000円未満の場合:200円 30,000円以上の場合:300円 参照元 |

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受注生産販売との連携について
どちらも”pixivFACTORY”で作成した商品が販売できる

pixivFACTORYとは、最短2分程度でオリジナルグッズが作成できるサービスです。BOOTH的には、オンデマンド販売と呼ばれています。
仕入資金不要で受注生産販売できる。

注文が入ってから生産する、いわゆる受注生産なので事前に在庫を用意する必要がありません。つまり、仕入資金は0円で参入できます。
どちらもワンタッチで出品できる。

デザインを制作したオリジナルグッズは、BOOTH、BASE、どちらもボタンひとつで出品できます。
pixivFACTORY自体に手数料は掛かりません。
pixivFACTORY自体に手数料はかかりません。原価をみて、マージンを設定して販売をします。その販売価格に対して、それぞれの決済手数料は掛かります。
つまり、同じ販売価格の場合には、BASEで売るよりも、BOOTHで販売した方が利益率は高くなるというわけです。
BASEは他にも色々な受注生産系サービスと連携できる。

BASEはほかに、業界最安値というわれる「canvath」、アクセサリーの受注生産ができる「monomy」なども提携しているので、あわせてチェックしてみてください。
Tシャツとマグカップについては、BASE内のアプリで制作できる機能もあります。この二つ(とくにTシャツ)は、原価的に安いのでオススメです。
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どちらがお得なの!?
BOOTHはマーケットを利用する属性が限定されている

BASEに出品して幅広いユーザーにもアピールしよう。
BOOTHは、マーケットを利用しているユーザーの属性が限定されています。あなたの作品が一般向けだとしても、そのユーザーに届かない可能性は十分あります。
- BOOTH・・・同人通販サイト。
- BASE・・・一般向け。
少し偉そうで鼻につくかもしれませんが「BOOTH」の作品をみると、もっと一般向けなブランディングで販売すれば売れそうな作品がたくさんあると感じました。
ひとつの作品やジャンルだけをBASEに出品する。

ひとつの、ジャンルやシリーズなどをブラッシュアップして、BASEに出品してもいいですね。BASEは、700万ダウンロードをしたショッピングアプリもあるので、人の目に触れるチャンスを広げる手段としても有効だと言えるでしょう。

今回のまとめ

今回は、無料で利用できるネットショップ作成サービスのBASE(ベイス)と、pixivと連携した、創作物の総合マーケットであるBOOTH(ブース)を比較しました。
結論としては、BOOTHはとても良心的なサービスです。手数料を見てもそれは間違いありません。BASEは、決済手数料では劣りますが、はじめての自社ECを出店する場所としては最適です。挑戦してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。