
今回は、オリジナルグッズの販売で稼ぐ手段として、無料で利用できるネットショップ作成サービスのBASE(ベイス)と、pixivと連携できる総合マーケットのBOOTH(ブース)を比較してみました。
基本情報を比較(初期費用・月額固定費用)
基本的な情報を比較してみました
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申込み前に確認しておきたい基本情報は下記のとおりです。
BASE
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BOOTH
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運営事業者
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BASE株式会社 |
ピクシブ株式会社
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初期費用 |
無料 |
無料 |
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月額費用 |
2つのプラン フリー:無料 グロース:5,980円 |
無料 |
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最短契約期間 |
1カ月 |
- |
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商品登録数 |
無制限 (1日最大1,000件) |
無制限 |
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ア ド レ ス |
独自ドメイン |
利用可能※サブドメイン限定 |
利用できません |
常時SSL化 |
対応済み |
対応済み |
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備考欄 |
BASEロゴを非表示は別途500円/月。独自ドメインは、フリープランから他社サービスで取得したものを”サブドメイン”として利用できます。 |
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サ ポ | ト 窓 口 |
電話 |
- |
- |
メール |
◯ |
◯ |
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備考欄 |
チャットでの問い合わせも対応してます。 | チャボットによる問い合わせにも対応しています。 | |
特定商取引法に関する表記の一部非公開 |
2022年1月20日より、個人のショップオーナーを対象に特別商取引法の所在地・連絡先の非公開が可能になりました。 | - | |
公式サイトで詳しく |
確認しておきたいポイント解説
BOOTHは自分の判断で匿名でも出品できる。
メルカリ、minneと同じように、匿名で出品できる許容範囲は広いです。
追記:BASEも住所・連絡先の非公開に対応しました。
2022年より、BASEにも個人ユーザーを対象に住所と連絡先(電話番号)を非公開にできる機能が追加されました。ただし、匿名配送などには対応していません。
追記:2022年7月12日より匿名配送にも対応しました。

2022年7月12日より「BASE」は、かんたん発送(ヤマト運輸連携)アプリ追加にて、匿名配送にも対応しました。料金は配送料金+手数料:50円(税込)です。
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出店と出品の違いについて
BASEは出店、BOOTHは出品という印象です。
- 出店・・・BASE、STORES
- 出品・・・メルカリ、minne、BOOTH
大きな要因は「独自ドメイン」で運用できるという点です。BOOTHは与えられたサブドメインだけですが、BASEは自分の独自ドメインでお店を出店できます。
BASEなら顧客にメルマガを配信することもできる。

BASEは、ネットショップ作成サービスなので、作品のファンに対して色々な方法でアプローチすることができます。
新作商品をメールマガジンで配信することはもちろん、割引クーポンを発行したり、定期販売や抽選販売などを実施することもできます。

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決済手数料を比較
一番利用頻度の高いクレジットカード決済を比較

ネットショップの買物で一番利用頻度の高い、クレジットカードの決済手数料をベースに比較していきます。
BASE
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BOOTH |
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クレジットカード
決済手数料 |
決済手数料
自宅発送:5.6%+22円 倉庫発送:5.6%+22円+26円(発送手数料) ※2020年8月26日に決済手数料はサービス利用料に名前を変え、注文あたり3.6%から5.6+22円に値上げされました。 参照元 |
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入金手数料
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30,000円未満の場合:200円 30,000円以上の場合:300円 参照元 |
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入金サイクル
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通常 振込申請から 10営業日(土日祝除く) お急ぎ振込 最短翌日入金 手数料:1.5% 参照元 BASEカード(任意発行) 売上残高の即日利用 手数料:ナシ BASEカード詳細
BASEの売り上げ残高を、即日VISA加盟店で使える、任意発行のカードです。
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毎月1日から月末までに発送完了になった注文の売上が、翌月20日から5営業日以内(土日祝除く)に振り込まれます。 |
BASE
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BOOTH |
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クレジットカード
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一括払 |
◯ |
◯
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分割払 |
- |
- |
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コンビニ決済 |
◯ |
◯ |
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銀行振込 |
◯ |
◯ |
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後払い決済 |
◯ |
◯ |
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キャリア決済 |
◯ |
- |
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代金引換 |
- |
- |
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Amazon Pay |
◯※ |
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楽天ペイ決済 |
- |
◯ |
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PayPay(ペイペイ) |
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PayPal(ペイパル) |
◯ |
◯ |
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Stripe |
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Square |
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Google Pay
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Apple Pay
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◯※ |
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備考欄
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※AmazonPAYは個人・法人どちらも導入可能、ショッピングアプリ、予約販売、デジタルコンテンツ販売、テイクアウト、定期便、コミュニティ、抽選販売、ショップコインには使えません。※Apple Payは、ショッピングアプリにて「ゲストとして購入」を選択時に、Apple PayにMasterCardが登録されていると使えます。 | サービス利用料は、全ての支払い方法で共通です。銀行振込・コンビニ決済の場合には、購入者に対して支払手数料が発生します。 | |
公式サイトで詳しく
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確認しておきたいポイント解説
無料版はBOOTHの方が決済手数料は安い。
BASEのフリープランと比較した場合には、BOOTHの方が手数料は安いです。ただし、グロースプランに切り替えた場合には、大幅にBASEの方が安いです。
BOOTHの倉庫サービスについて。
BOOTHには「倉庫サービス」という発送代行サービスがあります。
BASEにも提携した物流サービスはあります。
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受注生産販売との連携について
どちらも”pixivFACTORY”で作成した商品が販売できる

pixivFACTORYとは、最短2分程度でオリジナルグッズが作成できるサービスです。BOOTH的には、オンデマンド販売と呼ばれています。
仕入れ資金不要で受注生産販売できる。

注文が入ってから生産する、いわゆる受注生産なので事前に在庫を用意する必要がありません。つまり、仕入れ資金は0円で参入できます。
どちらもワンタッチで出品できる。

デザインを制作したオリジナルグッズは、BOOTH、BASE、どちらもボタンひとつで出品できます。
pixivFACTORY自体に手数料は掛かりません。
pixivFACTORY自体に手数料はかかりません。原価をみて、マージンを設定して販売をします。その販売価格に対して、それぞれの決済手数料は掛かります。
つまり、同じ販売価格の場合には、BASEで売るよりも、BOOTHで販売した方が利益率は高くなるというわけです。
BASEは他にも色々な受注生産系サービスと連携できる。

BASEはほかに、業界最安値というわれる「canvath」、アクセサリーの受注生産ができる「monomy」なども提携しているので、あわせてチェックしてみてください。
Tシャツとマグカップについては、BASE内のアプリで制作できる機能もあります。この二つ(とくにTシャツ)は、原価的に安いのでオススメです。
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どちらがお得なの!?
BOOTHはマーケットを利用する属性が限定されている

BASEに出品して幅広いユーザーにもアピールしよう。
BOOTHは、マーケットを利用しているユーザーの属性が限定されています。あなたの作品が一般向けだとしても、そのユーザーに届かない可能性は十分あります。
- BOOTH・・・同人通販サイト。
- BASE・・・一般向け。
少し偉そうで鼻につくかもしれませんが「BOOTH」の作品をみると、もっと一般向けなブランディングで販売すれば売れそうな作品がたくさんあると感じました。
ひとつの作品やジャンルだけをBASEに出品する。

ひとつの、ジャンルやシリーズなどをブラッシュアップして、BASEに出品してもいいですね。BASEは、700万ダウンロードをしたショッピングアプリもあるので、人の目に触れるチャンスを広げる手段としても有効だと言えるでしょう。

今回のまとめ

今回は、無料で利用できるネットショップ作成サービスのBASE(ベイス)と、pixivと連携した、創作物の総合マーケットであるBOOTH(ブース)を比較しました。
結論としては、BOOTHはとても魅力的なサービスですが、あくまでも出品。自分だけのショップがほしい方は、BASEなどのネットショップに出店してみましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。