
今回は、海外発の二大決済代行サービスである、PayPal(ペイパル)とStripe(ストライプ)について、両サービスの特徴や手数料についてまとめてみました。
ネットビジネスなどで、クレジットカード決済の導入を検討している方は参考にしてみてください。
PayPalとSpriteの比較一覧表
基本情報の比較一覧表
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PayPal
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Stripe |
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初期費用
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無料 |
無料
|
月額費用 |
無料 |
無料 |
決済手数料 |
3.6% 参照元 |
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カードブランド |
VISA・MasterCard・JCB・American Express・DISCOVER・銀聯カード | VISA・MasterCard・JCB・American Express・DISCOVER・Diners |
その他決済 |
銀行決済(みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行) 参照元 | Apple Pay、Google Pay、コンビニ決済など |
入金手数料 |
5万円以上:無料 5万円未満:250円/件 |
無料 参照元 |
入金サイクル |
引出依頼から3~6営業日(国内) 参照元 |
毎週 参照元 |
返金手数料 |
0円※既に支払いした決済手数料は返金されません。 |
0円※既に支払いした決済手数料は返金されません。 |
チャージバック |
チャージバック通知で手数料1,300円が一時保留。確定で請求されます。 参照元 | 不審請求されたら手数料1,500円掛かる。 |
通貨換算手数料 |
4% 参照元 |
2% 参照元 |
年齢制限 | 18歳以上 未成年者は保護者の同意が必要 |
とくになし 未成年者は保護者の承諾が必要 |
導入まで所要期間 |
2週間~4週間 |
数分程度 |
PayPalは、ここ数年でいくつか変更があります。詳細は「ポリシーの更新」にて確認してみてください。
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PayPalとStripeの違いについて解説
事前に確認しておきたいポイント

違う部分もあれば、同じ部分もあります。
お客様目線が支払う手順が違う
両サービスの支払いの流れをまとめると下記の通りです。
決済の流れ
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会員登録
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会員情報
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|
PayPal
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お店→PayPal→完了
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必要
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保存できる
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Stripe
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お店で完了
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不要
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保存できない
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PayPalは会員登録すればカード再入力の手間がありません。

PayPalは、買い物をするとPayPalのサイトに飛んで会員登録をして決済されます。会員登録すれば、毎回クレジットカード番号などを入力する手間は掛かりません。
Stripeはそのまま決済できるので「カゴ落ち」は軽減できる。
Stripeは、お店のWEBサイトで決済まで完了できるため「カゴ落ち」は軽減できます。ただし、クレジットカード番号の入力は毎回必要になります。

Stripeは事前審査なしで今すぐ使える
Stripeは、事前審査がないので、今すぐにでも販売できます。PayPalは本人確認書類の手続きに2~4週間掛かります。
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Stripeの方が決済手数料が安い
Stripeの決済手数料は業界最安値水準です。どちらもボリュームディスカウントがありますが、その点を考慮しても「Stripe」の方が安いようです。
Stripeは入金手数料が掛からない
PayPalは「5万円未満:250円/件」という条件があるのに対して、Stripeは、振込金額に関係なく自動振込は無料です。
決済手数料も含めて、少額取引がメインであれば手数料だけで比較した場合に「PayPal」はオススメできません。
どちらも入金サイクルはとても早い
一般的なクレジットカード決済業者の入金サイクルは2ヶ月程度掛かるのに対して、約一週間に一度という入金サイクルの短さは魅力的です。
どちらも返金手数料は掛からない
返金手数料は掛かりませんが、既に売上請求された手数料は返金されません。
※PayPalについて以前は(40円or7円)の返金手数料で決済手数料は返金されていましたが、2020年3月16日より決済手数料の返金が無くなりました。
どちらもチャージバックに手数料が掛かる
チャージバックとは、購入者のクレームなどにより発生する返金請求のことです。
チャージバックの通知に対して、異議申し立て認められるとチャージバック手数料は返金されます。最終的な判断は決済事業者が決定します。
海外から支払いを受け取るならStripeがお得です
海外から支払いを受け取る際には、為替手数料や通貨換算手数料が掛かります。支払い金額 x 為替レート x 通貨換算手数料になります。
どちらも禁止業種・商材の販売に注意しよう
どちらのサービスも簡単に導入できますが「禁止業種」として決められている商材を販売していた場合などは、アカウントが凍結される可能性もあります。
- PayPal:PayPal利用規定ポリシー
- Stripe:Restricted Businesses
当然ならが違法なものアダルトなどは販売不可です。
両サービスのアカウント凍結リスクに大きな差は感じません。
SNSなどで凍結報告の多い商材
- 無形商品
- 役務販売
無形商品は全体的に危ういというイメージです。Stripeは、明確に禁止業種として「パソコンの技術サポート」、「占い」などを入れているので注意してください。
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今回のまとめ

今回は、海外発の二大決済代行サービスである、PayPal(ペイパル)とStripe(ストライプ)について、両サービスの特徴や手数料についてまとめてみました。
個人的なオススメとしては下記のとおりです。
- PayPal・・・リピーターのいる商材。
- Stripe・・・新規顧客がメインの商材。
手数料だけで考えれば「Stripe」一択です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。