
今回は、オリジナルグッズの販売ができるSUZURI(スズリ)と、ネットショップ作成サービスのBASE(ベイス)の受注生産販売について解説します。
予備知識
よくある疑問
BASEとSUZURIは連携できないの!?
BASEとSUZURIとの連携機能はありません・・。
ただし、SUZURIと同じく、GMOペパボが運営している、Canvath(キャンバス)で作った商品は「BASE」に出品することができます。
Canvathは、2018年にGMOペパボが事業譲渡を受けて現在の形になりました。商品の原価は「Canvath」の方が安いので魅力的に思えてきませんか?
参考:スマホケース(ポリカーボネート)の原価を確認してみました
Canvath:1,540円※送料込み
SUZURI:2,300円※送料別
※2020年6月時点の金額です。

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基本情報を比較(初期費用・月額固定費用)
基本的な情報を比較してみました
BASE
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SUZURI
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運営事業者
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BASE株式会社 |
GMOペパボ株式会社
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初期費用 |
無料 |
無料 |
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月額費用 |
\無料で使える/ フリープラン
0円グロースプラン
5,980円 |
無料 |
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最短契約期間 |
1カ月 |
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商品登録数 |
無制限
(1日最大1,000件) |
無制限 |
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ア ド レ ス |
独自ドメイン |
利用可能※サブドメイン限定 |
- |
常時SSL化 |
対応済み |
- |
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備考欄 |
BASEロゴを非表示は別途500円/月。独自ドメインは、フリープランから他社サービスで取得したものを”サブドメイン”として利用できます。 |
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サ ポ | ト 窓 口 |
電話 |
- |
- |
メール |
◯ |
◯ |
|
備考欄 |
チャットでの問い合わせも対応してます。 | チャットでの問い合わせも対応してます。 | |
特定商取引法に関する表記の一部非公開 |
2022年1月20日より、個人のショップオーナーを対象に特別商取引法の所在地・連絡先の非公開が可能になりました。 | - | |
公式サイトで詳しく |
どちらも無在庫の受注生産販売ができる。
どちらのサービスも事前にデザインを作成して登録して、注文が入ると商品を発送してくれる、受注生産販売に対応しています。
BASEは出店、SUZURIは出品という違いがある。
BASEは自分のお店を出店する。SUZURIは、自分の作品を出品するという違いがあります。作品のブランド化には「BASE」の方が向いています。
年齢制限・学生の出品について。
BASE
|
SUZURI
|
18歳以上
|
年齢制限の記載なし
|
どちらも、学生でも出品できます。ただし、未成年者の場合には、法定代理人、後見人、保佐人又は補助人の同意が必要です。
匿名性について比較。
BASE
|
SUZURI
|
※住所・連絡先非公開可能 |
完全匿名
|
BASEは、ネットショップなので特定商取引法という法律において、販売元の住所や代表名などの明記が義務付けられています。
追記:2022年 BASEが所在地・連絡先の非公開に対応しました。
2022年1月20日、BASEは関係各省と協議の結果、特定条件のもと個人ショップを対象に特定商取引法に基づく表記(所在地・連絡先)の非公開に対応しました。
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どちらも無料で今すぐに商品を販売できます。
どちらのサービスも、初期費用、月額固定費などは一切掛かりません。BASEは、本格的なネットショップ作成サービスですが、クレジットカード決済も審査不要で導入できます。
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受注生産販売できる商材で比較
SUZURIで販売できる商材と原価をまとめてみました

まずは、SUZURIで販売できるグッズと原価についてまとめてみました。
- Tシャツ・・・2,080円
- リンガーTシャツ・・・2,500円
- フルグラフィックTシャツ・・2,660円
- ウォッシュTシャツ2,480円
- ロングスリープTシャツ・・・2,240円
- ビッグシルエットTシャツ・・・3,800円
- パーカー・・・3,020円
- ジップパーカー・・・3,700円
- ビッグシルエットパーカー・・・4,000円
- スウェット・・・2,902円
- ビッグシルエットスウェット・・・3,800円
- コーチジャケット・・・4,000円
- アノラック・・・4,000円
- ジェットキャップ・・・2,980円
- パケットハット・・・2,980円
- スマホケース・・・2,000円
- クリアスマホケース・・・2,000円
- ソフトクリアスマホケース・・・2,000円
- 手帳型スマホケース・・・2,600円
- トートバッグ・・・1,730円
- ビッグショルダーバッグ・・・2,900円
- サコッシュ・・・1,780円
- きんちゃく・・・1,050円
- ウェストポーチ・・・2,000円
- マグカップ・・・1,390円
- グラス・・・1,350円
- タオルハンカチ・・・1,454円
- ブランケット・・・3,300円
- ステッカー・・・386円
- 缶バッジ・・・670円
- ノート・・・1,075円
- クージー・・・800円
- アクリルブロッグ・・・2,980円
- 吸着ターポリン・・・2,980円
- ベイビーロンパース・・・1,580円
- ベイビービフ・・・1,704円
※原価は2020年4月30日時点のものです。 参照元

BASEはSUZURIの商材は全て販売できると考えて問題ありません。

下記は、BASEで販売できる受注生産機能の項目です。

BASEで販売できるのは、Tシャツ、スマホケースだけではありません。※この機能は「ClubT」と提携して提供されている機能です。
国内有数の受注生産サービスとも連携販売できる。
pixivFACTORY(ピクシブファクトリー)、オリジナルプリント.jp、Canvath(キャンバス)、monomy(モノミー)という、国内有数の受注生産サービスとも連携して販売することができます。
BASEと提携している受注生産サービス
pixivFACTORY

アクリルキーホルダー・スマホケース・Tシャツ・トートバッグ・サコッシュ・缶バッジ・ステッカー・ポーチ・マグカップ・アクリルブロックなど、50種類以上のオリジナルグッズが販売できます。
monomy

スマホのアプリ上で簡単にアクセサリーがデザインして販売できます。ネックレス、ピアス、イヤリングなど作れるアイテムも豊富です。
オリジナルプリント.jp

Tシャツやマグカップ、サコッシュ、スマホリング、タオルなど約1500種のオリジナルグッズを簡単に作成して販売できます。
canvath

業界最安値水準の料金でオリジナルグッズが作れます。スマホケース・Tシャツ・トートバッグ・クッション・ハンドタオル・マグカップなどが製作できます。
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販売手数料を比較
3,000円でTシャツを販売したい場合に手元に残るお金

原価は下記のとおりです。
- SUZURI・・・2,080円
- BASE・・・2,052円
※原価は変動するので、あくまでも2020年4月30日時点のものです。
SUZURIの場合。
3,000円-2,080円(原価)-600円(送料)=320円
BASEの場合。
3,000円-2,052円(原価)-238円(手数料)=710円
手数料の計算は下記を参照。
BASEの方が手元に残る金額は多い。
3,000円で販売した場合には利益は2倍以上違いました。
なぜなのか、続けて理由を解説します。

SUZURIの場合には、送料別なので購入者が600円を負担します。

BASEの場合は送料無料(送料込み)なので購入者の負担はありません。

発注原価も確認したところ、きちんと送料込みと明記されていました。そう考えると、圧倒的に原価が安いことがわかりますね。
SUZURIで送料込み3,000円は2,400円で販売しないと駄目です。
つまり、BASEと同じ用に送料込み3,000円で販売したい場合に、SUZURIの場合には2,400円(送料600円)で販売しないとだめです。利益を出すのはきびしいです。
pixivFACTORYもcanvathも原価に送料が含まれていました。

あわせて、pixivFACTORY、canvath、の原価と送料についても調べてみました。

どちらも、原価に送料が含まれていました。つまり、SUZURIと原価が同じ場合には、SUZURIよりもお得に作れるという認識で良さそうですね。

ココ重要:BASEを推奨する大きな理由
BASEは原価を知られないで販売できます

SUZURIは、誰でもオリジナルグッズが作成できるサービスです。そのため、商品のすぐ横にはグッズ作成ボタンがあり、そこから原価を確認することができます。
原価を知られた上での値付けです。さらにつけ加えると、簡単に作れるというキャッチコピー、内部的には在庫が無限と知れているのもマイナス要素ですね。
BASEも同じように受注生産でグッズの販売ができますが、BASEの場合には原価も受注生産だとも知られることなく販売することができます。
受注生産だと認識されないことで「残り1個」という在庫数が、いま買う理由として機能してくます。ここ、アパレルではとても重要な要素ですよ。
BASEは自社ECなので広告を利用して集客もできる。

最後にもう一つ。どんなに素晴らしいデザインでも、認知されていなければ絶対に売れません。自社ECなら、広告を利用してスタート地点に立てます。
インスタグラムのカルーセル広告を簡単に導入できる機能もあります。低予算ではじめることもできるので、興味のある方はためしてみてください。

今回のまとめ

今回は、オリジナルグッズの販売ができるSUZURIと、ネットショップ作成サービスのBASEの受注生産販売について解説しました。
個人的には、色々な受注生産サービスを活用しながら、本店としてBASEに出店する方法がおすすめです。
BASEに関しては下の記事でさらに詳しく解説しています。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。