
今回は、無料ネットショップ作成サービスのBASE(ベイス)と、クロネコヤマトのネットショップ開業サービス・らくうるカートを比較してみました。
基本情報を比較(初期費用・月額固定費用)
基本的な情報を比較してみました
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【CM話題】ネットショップ開設実績5年連続第一位の無料で使えるカートです。 | 【クロネコ】ヤマトグループの決済や配送をまとめて運用できるECカートです。 |
申込み前に確認しておきたい基本情報は下記のとおりです。
BASE
|
らくうるカート
|
||
運営事業者
|
BASE株式会社 |
ヤマトフィナンシャル株式会社
|
|
初期費用 |
無料 |
ライトプラン
3,300円レギュラープラン
5,500円アドバンスプラン
11,000円
|
|
月額費用 |
\無料で使える/ フリープラン
0円グロースプラン
5,980円 |
ライトプラン
3,960円/年月あたり330円
レギュラープラン
39,600円/年月あたり3,300円
アドバンスプラン
171,600円/年月あたり14,300円
|
|
最短契約期間 |
1カ月 |
1年間 |
|
商品登録数 |
無制限
(1日最大1,000件) |
ライトプラン
1万点レギュラープラン
無制限アドバンスプラン
無制限 |
|
ア ド レ ス |
独自ドメイン |
利用可能※サブドメイン限定 |
利用可能※レギュラープラン以上 |
常時SSL化 |
対応済み |
対応済み |
|
備考欄 |
BASEロゴを非表示は別途500円/月。独自ドメインは、フリープランから他社サービスで取得したものを”サブドメイン”として利用できます。 | 独自ドメインは、レギュラープラン以上は無償で貸与されます。この無償ドメインは、他社サービスに移管することはできません。これとは別に、他社で取得した独自ドメインを設定することもできます。 | |
利 用 環 境 |
WEB ブラウザ |
||
スマホ アプリ |
- |
||
サ ポ | ト 窓 口 |
電話 |
- |
◯ |
メール |
◯ |
◯ |
|
備考欄 |
チャットでの問い合わせも対応してます。 | 電話サポートは30分以内が目安です。 | |
特定商取引法に関する表記の一部非公開 |
2022年1月20日より、個人のショップオーナーを対象に特別商取引法の所在地・連絡先の非公開が可能になりました。 | - | |
公式サイトで詳しく |
らくうるカート |
確認しておきたいポイント
BASEは初期費用、月額無料から利用できる。
BASEは、初期費用、月額無料から利用できます。一方、らくうるカートは、初期費用、月額ともに有料プランのみ提供されています。
らくうるカートの推奨プランについて。
ライトプランには、販売金額に応じて利用手数料1%掛かるため個人的にはナシですね。独自ドメインも利用できる、レギュラープラン以上を推奨します。
どちらもAmazon EC2で運営されている。
どちらもAWSのクラウドサーバーで運営されています。安定しています。
BASEはクレジットカード決済導入に審査がない。
BASEは、BASE側が決済を仲介してくれるため、クレジットカード決済導入にも審査がありません。つまり、今すぐにでもお店を開業することができます。
一方、らくうるカートは、お店の出店とは別にクレジットカード決済を導入に審査が必要になります。そのため、今すぐ開業というわけにはいきません。

決済手数料を比較(入金サイクル・決済対応)
一番利用頻度の高いクレジットカード決済手数料は要確認

ネットショップの決済まわりで確認しておきたい、クレジットカード決済手数料、入金サイクル、導入可能な決済サービスの種類についてまとめてみました。
BASE
|
らくうるカート |
|
クレジットカード
決済手数料 |
||
入金手数料
|
||
入金サイクル
|
BASE
|
らくうるカート |
||
クレジットカード
|
一括払 |
◯ |
◯
|
分割払 |
- |
◯ |
|
コンビニ決済 |
◯ |
◯ |
|
銀行振込 |
◯ |
◯ |
|
後払い決済 |
◯ |
◯ |
|
キャリア決済 |
◯ |
◯ |
|
代金引換 |
- |
◯ |
|
Amazon Pay |
◯※ |
- |
|
楽天ペイ決済 |
- |
- |
|
PayPay(ペイペイ) |
- |
- |
|
PayPal(ペイパル) |
◯ |
- |
|
Stripe |
- |
- |
|
Square |
- |
- |
|
Google Pay
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- |
- |
|
Apple Pay
|
◯※ |
- |
|
備考欄
|
※AmazonPAYは個人・法人どちらも導入可能、ショッピングアプリ、予約販売、デジタルコンテンツ販売、テイクアウト、定期便、コミュニティ、抽選販売、ショップコインには使えません。※Apple Payは、ショッピングアプリにて「ゲストとして購入」を選択時に、Apple PayにMasterCardが登録されていると使えます。 | 上記以外に、クロネコペイが使えます。キャリア決済については、別途11,000/月の費用がかかります。 | |
公式サイトで詳しく
|
らくうるカート |
確認しておきたいポイント
決済手数料はBASEの方が安い。
決済手数料は、BASEのグロースプラン(月額有料プラン)が圧倒的に安いです。webコレクトは、固定費用が若干高いのも気になります。
入金サイクルはらくうるカートの方が早い。
入金サイクルは、webコレクトの方が若干早いです。とはいえ、BASEは他社と比較して入金サイクルが遅いわけではありません。
導入できる決算手段が違う。
BASEは、代金引換が導入できませんが、AmazonPayが導入できます。らくうるカートは、基本的な決済は揃いますが、他社の決済サービスとの連携が少ないです。

デザイン面を比較
デザイン面について比較してみました

デザイン面に関して、両サービスの気になるポイントを解説します。
BASEはロゴを消すのに月額500円掛かります。

BASEは、ロゴマークを外すのに月額500円掛かります。ロゴマークはPCの上部分、スマホの下部分です、色合いは落ち着いてるので目立ちません。
BASEには有料テンプレートがあります。
売れ筋の有料テンプレートの価格は下記のとおりです。
- BASE・・・5,000円~10,000円※買い切りです。
らくうるカートは、全て無料テンプレートだけです。
両サービスともに初心者でも簡単に作れる。

上画像は、らくうるカートのデザイン編集画面です。選択方式で変更できるのは、背景、文字、ボタンの色などを変更できる程度です。
両サービスともにHTML・CSSの編集まで可能です。

どちらのサービスも、HTMLとCSSの編集に対応しています。つまり、テンプレートを使うだけでなくオリジナルデザインのネットショップも作成できます。
BASEは上級者向けにAPIやテンプレート編集機能がある。

BASEはAPIも提供されているので、商品一覧を取得したり注文情報を取得して別のサービスと連携することもできます。
商品登録画面を比較してみました。
BASE
|
らくうるカート |
![]() ▲クリックで拡大 |
![]() ▲クリックで拡大 |
どちらもシンプルでわかりやすい商品登録画面です。とくにらくうるカートは、登録できる情報が多いのに綺麗にまとめられていますよね。
らくうるカートはランディングページ(LP)作成機能がある。

らくうるカートには、専用のランディングページ作成機能がついています。ランディングページ化すると、縦長ページのレイアウトに変更されます。
追記:BASEにもページ追加機能も搭載されました。
2021年5月19日、BASEに新たに「ページ追加App」が搭載されました。最大5ページまで、ショップ内にページを作成することができます。
つまり、BASEでもページを追加することで、ランディングページを作成することも可能です。ただし、ページ数は最大5ページなので多くはありません。

機能を比較(一覧表・注目機能)
両サービスの機能を比較してみました

二つのサービスのネットショップに関する機能について比較してみました。
BASE
|
らくうるカート |
||
基
本 機 能 |
送料詳細設定
|
◯ |
◯
|
HTML編集
|
◯ |
◯ |
|
年齢制限
|
◯ |
◯ |
|
パスワード保護
|
◯ |
◯ |
|
購入個数制限
|
◯ |
◯ |
|
名入れ
|
◯ |
◯ |
|
英語表記
|
◯ |
- |
|
複数配送先指定
|
- |
◯ |
|
副管理者
|
◯ |
◯ |
|
外部カート
|
- |
◯ |
|
アクセス解析
|
◯ |
◯ |
|
販
促 関 連 |
クーポン発行
|
◯ |
◯ |
レビュー機能
|
◯ |
- |
|
ポイント機能
|
- |
◯ |
|
再入荷通知
|
◯ |
- |
|
レコメンド機能
|
- |
- |
|
フォローメール
|
- |
- |
|
メールマガジン
|
◯ |
◯ |
|
BASE
|
らくうるカート |
||
販
売 機 能 |
予約販売
|
◯ |
◯※ |
定期販売
|
◯ |
◯※ |
|
まとめ販売
|
- |
- |
|
抽選販売
|
◯ |
- |
|
オーダーメイド販売
|
- |
- |
|
ダウンロード販売
|
◯ |
- |
|
電子チケット
|
- |
- |
|
デ
| タ |
商品一括登録(CSV)
|
◯ |
◯ |
商品一括DL(CSV)
|
◯ |
◯ |
|
連携
|
オンデマンド販売
|
◯ |
- |
インスタグラム連携
|
◯ |
◯ |
|
Googleショッピング連携
|
◯ |
- |
|
公式サイトで詳しく |
らくうるカート |
補足事項 |
||
BASE
|
※すべての機能が制限なく利用できます。 | |
らくうるカート |
※予約販売、定期販売は、クロネコWebコレクト オプション機能(別途:月額10,000円 税別)、または、アドバンストプランでないと利用できません。 |
BASEの注目機能をピックアップ
BASEにはあるけど、らくうるカートにはない一部機能をあげてみました。
- 受注生産販売
- 抽選販売
- レビュー機能
BASEの受注生産販売機能とは

BASEの受注生産販売とは、インターネットでデザインしたTシャツなどを、注文が入ってから生産して販売できる機能のことです。
受注生産なので仕入れの必要がありません。Tシャツのほかにも、マグカップ、キーホルダー、トートバックなど色々なアイテムを作成することができます。

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らくうるカートの注目機能をピックアップ
気になる機能を上げてみました。
- ヤマト運輸サービスとの連携性
- ポイント機能
- 代理注文機能
- 複数配送先設定
ヤマト運輸サービスとの連携性とは

たとえば、らくうるカートの管理画面から発送伝票も「B2CSV」を吐き出して、B2クラウドに入れて簡単に送り状を印刷することもできます。

商品登録に関しても、ヤマト運輸での利用をベースに作られた専用の入力フォームが搭載されています。ヤマト運輸のサービスとの連携性能は申し分ありません。
代理注文機能とは

らくうるカートには、電話、FAX、ハガキ、などで受けた注文を、スタッフが代理で注文する機能がついています。
実店舗のあるネットショップなどで、注文を一元管理したい場合などには使える機能です。

今回のまとめ

今回は、無料ネットショップ作成サービスのBASE(ベイス)と、クロネコヤマトのネットショップ開業サービス・らくうるカートを比較してみました。
BASEは、初期費用・固定費無料なので趣味や副業の方にもおすすめです。らくうるカートは、実店舗のあるお店のネットショップに最適だと感じました。
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