
今回は、インターネットでの予約販売の方法について解説します。
これまでの経験をもとに、お客様に満足してもらう予約販売のコツ、実際に経験したトラブルなどをご紹介します。
なぜ予約販売をするのか
ネットショップの予約販売とは

ネットショップの予約販売とは、新作商品などを事前に注文してもらい、発売後に商品を発送する販売方法のことです。
ネットショップは予約販売をすることで、色々なメリットを受けることができます。以下に、予約販売のメリットを抜粋してみました。
予約販売のメリット。
- ライバルより先に需要(ほしい)を獲得できる。
- プロパー価格(定価)に近い金額で販売できる。
- 適正な仕入れ数にあわせて売れ残りを減らせる。
どれも凄いメリットですね。
逆にデメリットは、このあとの注意点であげています。
予約販売されることの多い商材。
アパレルなど流行に左右される商材などはとくに、先行予約をすることでプロパー価格をキープしつつ、クリアランスまで在庫を残さないことを重要視しているお店が多いです。
予約販売の注意点
ネットで予約販売をする前に確認しておきたい注意点

実際の経験をもとに注意点についてもご紹介していきます。
事前にクレジットカードの売上請求はできません
予約販売では、商品を発送する前にクレジットカードの売上請求は禁止されています。つまり、売上金で仕入れるような無在庫販売はできません。
それでも先に売上請求をしたい場合には、カード会社と別途契約が必要です。ただ、ほぼ審査に通りません。なぜなら、予約を受注後にあなたのお店が倒産したら、そのお金を補填するのはカード会社になるからです。
クレジットカードの有効期限が切れる場合がある
クレジットカードには有効期限があるため、注文時にオーソリ(信用照会)が通った場合にも、発送時に有効期限が切れていたらエラー表示になります。
その場合には、お客様に連絡をして新しいカードの登録をしてもらうか、再度注文してもらうなどの対応が必要です。これが10件、20件になるとかなりの手間です。
あまりにも手間なので、決済事業者に洗い替え(有効期限切れ→新カードで自動的に再オーソリ)を追加できないか聞いてみたのですが、ネットショップでは利用できないそうです。
発送時の受取拒否に注意しましょう
予約販売をしていると、ある程度は発生するのが「キャンセル」です。
「注文したときはお金があったのに今はない」実際によくある理由ですが、これを言われるとどうにもなりません。こんなケースの対処方法は下記の二つです。
- 代金引換は対応外とする。
- ある程度のキャンセルは見込んでおく。
代引注文で払えるお金がないと受取拒否となります。
代金引換は、受取拒否でさらに出費がかかるので注文の時点で受け付けてはいけません。あとは、ある程度のキャンセルは先に見越して仕入数を調整しましょう。
仕入に関するトラブル
- 商材が不良品だった。
- 輸入関税が想定よりも高くついた。
- 納期が遅れてしまった。
上記3つ、海外との取引ではありがちですよね。
出来る限り最善の回避策と発生した場合の対応を事前に考えておきましょう。
顧客対応は早めに、遅れるほどクレームは大きくなります。
フリマアプリなどで転売される
人気ブランドのアイテムなどではありがちです。こちらも、根本的な解決は難しいですが、購入時点で転売の禁止などの一文を付け加えて抑止につとめましょう。

予約販売のコツ

予約販売で利益をあげつためのコツをまとめてみました。
先行予約には、いま購入するべき理由が必要です。
何らかの特典をつけるわけですが、基本的に商品価格の値下げはオススメできません。出来る限り定価を変更しないで下記のような方法で実質的な値引きをしていきましょう。
- ポイント還元
- 割引クーポン
- まとめ販売
なぜ値引きをしては駄目なのか?
あとから購入したお客様が損をしたと感じるからです。
たとえば、値下げをすると下記のような不満が生まれます。
- 購入したあとに値下げをされたという口コミの投稿。
- 値下げ後に再注文させてくれという要望のメール。
実質的な値引きにすると、このような不満は大幅に軽減できます。
新商品の販売など、出来る限りプロパー価格で販売していきたい商材の場合には、ポイント還元など値下げ以外の方法での割引に挑戦してみてください。

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予約販売機能のあるネットショップ
無料・有料のサービスがあります

※上画像はSTORESの予約販売画面です。
全てのネットショップ作成サービスに、予約販売の機能がついているわけではありません。予約販売の機能がついたサービスでも、オススメできるサービスをいくつか抜きだしてみました。
サービス名称 |
月額費用 |
クレジットカード 決済手数料 |
初期費用
無料 |
\無料で使える/ フリープラン
0円グロースプラン
5,980円 |
|
\ 店長のおすすめ /
初期費用
無料 |
\無料で使える/ フリープラン
0円スタンダードプラン
2,980円
※年払い時の料金 |
|
新規契約で独自ドメインを無料プレゼント!9月30日まで
初期費用
プレミアムプラン
11,000円エンタープライズ
110,000円~ |
プレミアムプラン
12,100円エンタープライズ
60,500円~※2023年4月1日料金改定 |
makeshopペイメント
プレミアムプラン
VISA/MASTER
3.19%~3.39%エンタープライズ
VISA/MASTER
3.14%JCB/AMEX/DINERS
3.49%
(プラン共通)
参照元 |
初期費用
無料 ※全プラン共通 |
ベーシック
25$スタンダード
69$プレミアム
299$※全て年払い時の料金 |
|
初期費用
無料 |
フリープラン
0円
※累計1万PVで非公開
ライトプラン
1,465円レギュラープラン
2,950円ビジネスプラン
3,940円プロフェッショナル
6,910円
※全て年払い時の料金
|
|
初期費用
無料版
0円スタンダード/プロフェッショナル/カートプラン
3,300円 |
無料版
0円スタンダード
2,970円プロフェッショナル
5,940円カートプラン
1,980円※全て年払い時の料金 |
|
らくうるカート
初期費用
ライトプラン
3,300円レギュラープラン
5,500円アドバンスプラン
11,000円
|
ライトプラン
3,960円/年月あたり330円
レギュラープラン
39,600円/年月あたり3,300円
アドバンスプラン
171,600円/年月あたり14,300円
|
|
サービス名称 |
月額費用 |
クレジットカード 決済手数料 |
上記以外、たとえば、カラーミーショップ、おちゃのこネット、Jimdo、などには予約販売機能はついていません。
イチオシは再入荷通知機能のついた”STORES”です。

お客様は上画像にある「再入荷のお知らせ」というボダンを押して、商品が追加されたことを知ることができます。
売り切れ商品へのニーズを知ることができる。
シーズンの新作販売と相性がよいのは「再入荷通知」です。新作商品が売り切れた際には「再入荷通知リクエスト」というページに一覧で表示されるので「まだ欲しいユーザーがいる」というニーズを知ることができます。

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今回のまとめ
今回は、インターネットでの予約販売の方法について解説します。
予約販売をしていないという方は、ぜひ予約販売にも挑戦してみてください。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。