
今回は、ネットショップの開設方法として、BASE(ベイス)とJimdo(ジンドゥー)という二つのサービスを比較してみました。
基本情報を比較(初期費用・月額固定費用)
基本的な情報を比較してみました
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申込み前に確認しておきたい基本情報は下記のとおりです。
BASE | Jimdo | |
運営事業者 | BASE株式会社 | 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 《AI ビルダー》 3つのプラン Play:無料 Start:990円 Grow:1590円 ※決済機能ナシ。 《クリエイター》 5つのプラン Free:無料 Pro:965円 Business:2,460円 SEO Plus:4,110円 Platinum:5,190円 |
最短契約期間 | - | 1年間 |
商品登録数 | 無制限 | 《クリエイター》 5つのプラン Free:5点(500MB) Pro:15点(5GB) Business:無制限 SEO Plus:無制限 Platinum:無制限 |
独自ドメイン | 利用可能※サブドメイン限定 | 利用可能※Start、Pro以上 |
常時SSL化 | 対応済み | 対応済み |
備考欄 | BASEロゴを非表示は別途500円/月。独自ドメインは他社サービスで取得したものを”サブドメイン”として利用できます。 | 独自ドメインは有料プランの初回契約時に無料提供されます。有料プランの更新時には、ドメイン費用として年額1,650円(税込)掛かります。他社サービスで取得したものでも利用できます。 |
※指定のない料金は税抜です。
Jimdoのネットショップは、クリエイターのプラン限定です。
Jimdoのフリープランは商品点数を5つしか掲載できない。
Jimdoのフリープランは、商品点数5点までという制限があるため、商品点数が少ないネットショップでしか利用できません。BASEは商品点数に制限はありません。
また、Jimdoの無料プランは180日間ログインをしないと解約に同意したとみなされてコンテンツが削除される可能性もあります。あわせて覚えておいてください。
Jimdoは有料プランでないと独自ドメインが使えない。
BASEは、無料で独自ドメインも利用できますが、Jimdoは有料プランでないと独自ドメインが使えません。どちらも、他社から持ち込みした独自ドメインを利用することができます。
どちらもAmazon EC2で運営されている。
どちらもAWSのクラウドサーバーで運営されています。安定しています。
BASEは初期費用・基本料金無料のサービスです。
BASEは、初期費用・月額無料サービスです。Jimdoのように商品点数が5点までとか、独自ドメインが使えないなどの制限がありません。

決済手数料を比較
一番利用頻度の高いクレジットカード決済を比較
ネットショップの買物で一番利用頻度の高い、クレジットカードの決済手数料をベースに比較していきます。
Jimdoの方が決済手数料は安い。
BASE | Jimdo |
6.6%+40円 参照元 | PayPal 3.6%+40円 ※Stripe 3.6% ※プロ・プラン以上 |
Jimdoは、Jimdo側では決済手段の提供はありません。そのため、別途決済事業者と契約してクレジットカード決済などを導入する方となります。
Jimdoで導入できる決済は、PayPal、Stripeの二種類ですが、フリープランで利用できるのはPayPalだけです。
BASE決済は決済手数料は高いがメリットもあります。
そのメリットとは、下記の3つです。
- クレジットカード決済導入に審査が不要。
- PAY IDで毎回氏名・住所・カード番号などの入力が不要。
- 入金サイクルが申請から最短10日後と早い。
PAY IDとは、BASEで作られたお店で共通使える会員IDのことです。つまり、BASEの店舗間での買物する際に、お客様は会員登録する手間が掛かりません。
BASEならば事前審査不要でカード決済が導入できる。
- BASE・・・事前審査なし。
- Jimdo(PayPal)・・・審査に約2週間~4週間。
- Jimdo(Stripe)・・・事前審査なし。
BASEは事前審査不要でクレジットカード決済が導入できます。
Jimdoのフリープランで導入できる「PayPal」は審査期間が約2週間~4週間掛かります。「Stripe」は有料プランの契約が必要になりますが、こちらもBASEと同じように事前審査不要でカード決済が導入できます。

デザイン面を比較
デザイン面について比較してみました

どちらのサービスも初心者でも簡単に編集できます。
Jimdoのフリープランは広告が目立つ。
BASE | Jimdo |
![]() | ![]() |
Jimdoのフリープランに入る広告は大きく目立ちます。BASEはロゴだけで色も控えめで目立ちません。このロゴを非表示にするには、BASEは月額500円(税抜)、Jimdoは有料プランの契約が必要になります。
BASEは有料テンプレートがあります。

BASEには、無料テンプレートのほかに、5,000円~購入できる有料テンプレートがあります。無料テンプレートは、有料テンプレートと比較すると見劣りします。

Jimdoで選べるテンプレートは40種類以上、無料テンプレートだけで有料テンプレートは存在しません。そのため、別途費用も掛かりません。
カスタマイズ性能が高いのはBASEです。

両者を比較して、よりカスタマイズ性能が高いのはBASEです。HTML編集はもちろんのこと、開発者向けにAPIも提供されています。
商品登録画面も比較してみました。
BASE | Jimdo |
![]() ▲クリックで拡大 | ![]() ▲クリックで拡大 |
Jimdoは必要最低限の入力項目だけです。BASEは、本格的なネットショップというイメージで、拡張機能で入力項目を追加することもできます。

機能を比較(一覧表・注目機能)
両サービスの機能を比較してみました

二つのサービスのネットショップに関する機能について比較してみました。
BASE | Jimdo | |
送料詳細設定 | ◯ | ◯ |
クーポン発行 | ◯ | ◯※ |
レビュー機能 | ◯ | - |
ポイント機能 | - | - |
HTML編集 | ◯ | ◯ |
年齢制限 | ◯ | - |
メールマガジン | ◯ | - |
パスワード保護 | ◯ | ◯ |
購入個数制限 | ◯ | - |
予約販売 | ◯ | - |
定期販売 | ◯ | - |
まとめ販売 | - | - |
抽選販売 | ◯ | - |
再入荷通知 | - | - |
レコメンド機能 | - | - |
フォローメール | - | - |
オーダーメイド販売 | - | - |
ダウンロード販売 | ◯ | - |
電子チケット販売 | - | - |
受注生産販売 | ◯ | - |
複数配送先指定 | - | - |
英語表記 | ◯ | ◯ |
インスタ連携 | ◯ | ◯ |
Googleショッピング連携 | - | - |
アクセス解析 | ◯ | ◯※ |
補足事項 | ||
BASE | ※すべての機能が制限なく利用できます。 | |
Jimdo | ※アクセス解析は「Pro」以上、クーポンは「Business」以上が対象です。 |
Jimdoには必須とも言える機能が搭載されていない。
上の表をみてもわかるとおり、Jimdoにはネットショップで必須とも言える機能も導入されていません。ネットで商品を売るためには、レビューは欠かせないので「お客様の声」など項目を作りアピールする必要がありますね。
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メルマガも配信できないので外部サービスもチェックしてみてください。
BASEの注目機能をピックアップ
BASEにはあるけど、他社サービスで見かけない注目機能をご紹介します。
- 受注生産販売
- 抽選販売
BASEの受注生産販売機能とは

BASEの受注生産販売とは、インターネットでデザインしたTシャツなどを、注文が入ってから生産して販売できる機能のことです。
受注生産なので仕入れの必要がありません。Tシャツのほかにも、マグカップ、キーホルダー、トートバックなど色々なアイテムを作成することができます。
BASEの抽選販売機能とは

入手困難な希少なアイテムなどを、先着順ではなくて抽選で販売する機能のことです。抽選後は、当選者にも落選者にも自動でメールで通知してくれます。

今回のまとめ

今回は、ネットショップの開設方法として、BASE(ベイス)とJimdo(ジンドゥー)という二つのサービスを比較してみました。
結局どちらのサービスがおすすめなの?
無料で出店したい場合には「BASE」で決まりです。Jimdoの無料プランは、広告が大きい、アクセス解析が使えない、商品数5点までと制限が多いです。
ネットショップとしての機能に関しても「BASE」の方が圧倒的に充実しています。受注販売機能、抽選販売機能などは必見ですね。
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「Jimdo」は、少ない商材を販売するのに最適なプラットフォームです。縦長のランディングページも作りやすいです。
ただし、本格的に利用する場合には有料プランを推奨です。有料プランにすれば「Sprite」決済も導入することができます。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。