
今回は、ネットショップに最適な事業用の銀行口座について解説します。
こんな方におすすめの記事
- これからネットショップの開業を検討してる方。
- ネットショップ専用口座の必要性を知りたい方。
- ネットショップの屋号で口座が作れる金融機関を知りたい方。
基礎知識
早めにネットショップ専用口座を開設しよう

ネットショップを開業する際には、ネットショップ専用の銀行口座も用意しましょう。
仕事とプライベートで銀行口座を分けていないと、お客様からの入金確認が漏れる可能性、確定申告の際に計算するのにも手間がかかります。
また、税務署からもお金の管理がルーズだと判断される要因にもなりかねません。とにかくいい事は一つもありません。

ネットショップに最適な銀行口座
屋号入りの銀行口座を作ろう

屋号とは
屋号とはネットショップにおけるお店の名前の事です。
ネットショップで買い物した際に、振込先が個人名義の口座では「本当に振込先はあっているの!?」とお客様も不安に感じてしまいます。
振込先がお店の名前であれば、購入したお店の銀行口座だと口座名義から確認することができるため、安心して振り込みすることができます。
ネットバンクに口座を開設しよう

最優先は振込手数料の安いこと
最優先に考えてほしいのは、基本的にお客様が負担することになる振込手数料です。
同じ金融機関同士であれば、振込手数料も安くなるため、全国的にみて利用者の多いネットバンクが一番の選択候補になります。

おすすめネットバンク
PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)

個人事業主・ショップオーナーでも屋号入り口座が作れる
国内のネットショプでも、トップクラスの運用実績を誇るのがPayPay銀行(旧ジャパンネットバンク)です。ビジネス用口座の申込をすると、与信審査なし、決済書提出不要で年会費無料のVISAデビットカードも付帯してきます。
PayPay銀行のメリット
いくつかあげると下記のとおりです。
- ヤフオクの入金手数料無料
- PayPayフリマの入金手数料無料
- creemaの入金手数料55円[安い]
- iichiの入金手数料55円[安い]
Yahoo!関連サービスでの特典は豊富なので、ヤフオク、Yahoo!ショッピングなどに出店する際には、ぜひ準備しておきたい銀行口座です。
お店側だけでなく、お客様にもメリットがあるキャンペーンが開催されていることもあります。

楽天銀行

国内第一位の口座数を誇る
国内第一位の口座数を誇るネットバンクです。業界でもトップクラスに安い振込手数料、楽天ポイントがたまるなどの特典が支持されています。
楽天銀行で個人事業主が屋号入り口座を開設するには、先に個人口座を開設したのち「個人ビジネス口座開設申し込み」が必要になります。法人の方には別に「法人ビジネス口座申込窓口」が用意されています。

無料で保険がついた屋号口座が作れる
フリーナンス(あおぞら銀行)

フリーナンスとは、「あおぞら銀行」の振込専用口座を開設すると、無料で事業でのトラブルを補償してくれる「あんしん保険」がついてくるサービスです。

振込専用口座は、屋号やペンネームなどでも開設できます。口座開設も維持費も一切掛からないので事業用の振込先としても活用できます。
- 事故の補償・・最高5,000万円
- 情報漏えい・・・最高500万円
- 著作権侵害・・・最高500万円
- 納品物の瑕疵・・・最高500万円
- 納期遅延・・・最高500万円
仕事中に怪我した、ウィルスによる情報漏えい、システムの不具合による代替費用、著作権侵害のトラブル、職場の災害による納期の遅れなども対象です。

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街の金融機関での口座開設
都市銀行・地方銀行での屋号入り銀行口座の開設方法

都市銀行、地方銀行での屋号入り銀行口座の開設は、銀行窓口にて申込を受け付けています。持参するものは「本人確認書類」、「印鑑」、「開業届」、「屋号名で活動していることがわかる資料」です。
事業に関する資料に関しては、私の場合はネットショップのアドレスを伝えて、ネットショップの一部ページをプリントアウトして持参することで証明しました。
実際にいくつかの金融機関で法人口座を開設していますが、地方銀行の場合には職員の方が事前に連絡をして事務所に訪問確認がります。法人口座の開設には審査もあるため、2週間~3週間程度は口座開設までの時間は掛かります。
ゆうちょ銀行では屋号だけの振替口座が開設できる

ゆうちょ銀行では、商品代金受け取り、街の寄り合いや、町の寄り合い、サークル同好会などの会費の徴収などを名目として屋号での振替口座の開設ができます。
振替口座なので、通帳もなし、利子もつきません。あくまでも料金を徴収するためだけの口座ですが、ネットショップの決済用としては十分利用できます。
振替口座を作るために持参する物は「開業届」「印鑑」「本人確認書類」「屋号名で活動していることがわかる資料」の4つです。
本来の利用目的上、会員規約や会員名簿などが必要になる場合もあるようですが窓口により対応が異なるようなので詳細は問い合わせてみてください。

合わせて準備しておきましょう
事業用のクレジットカードを準備する
クレジットカードも、個人用と事業用で分けておきましょう。初期費用、年会費、特典などもチェックして自分にあうカードを選びましょう。
クレジットカード審査に不安のある方にオススメのカード。
クレジットカードの与信審査に不安のある方は「マネーフォワード ビジネスカード」であれば、プリペイドカードなので審査不要で即日発行されます。
事前にウォレットにチャージしておけば、月の利用制限などもありません。事業用の支払いをビジネスカードに集約して会計処理もスムーズにできます。
財務会計のソフトを導入しよう
確定申告に必要な書類を作成するための財務会計ソフトも導入しておきましょう。最近では、パソコンでインストールして利用するタイプよりも、クラウド上で管理できるタイプが主流になりつつあります。
- やよいの白色申告オンライン
・・・白色申告向け
- やよいの青色申告オンライン
・・・青色申告向け

今回のまとめ

今回は、ネットショップに最適な事業用の銀行口座について解説しました。
ネットショップの銀行口座としては、ネットバンクがおすすめです。そのなかでも、Yahoo!ショッピングではPayPay銀行、楽天市場では楽天銀行はどちらも会員に対して恩恵が多いので準備しておきたい金融機関です。
必要に応じて、メガバンク、ゆうちょ銀行などの口座も追加していきましょう。
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