
インターネットでハンドメイド作品を販売できるminne(ミンネ)と、無料ネットショップ作成サービスであるSTORES(ストアーズ)の違いについて解説します。
こんな方にオススメの記事
- インターネットで手作り・クラフト作品を販売したい方。
- すでに販売しているがminneの手数料が高いと感じている方。
- ストアーズに出店した場合のメリットを知りたい方。

minneとSTORESを比較
まずは基本的な情報を比較してみます
![]() |
![]() |
minne
|
STORES |
|
運営事業者
|
GMOペパボ株式会社 |
STORES 株式会社
|
対象者 |
個人 |
個人、法人 |
販売形式 |
出品 |
出店 |
商品登録数 |
無制限 |
無制限 |
初期費用 |
無料 |
無料 |
月額費用 |
無料 |
\無料で使える/ フリープラン
0円スタンダードプラン
2,980円
※年払い時の料金 |
※指定のない料金は税抜価格です。
STORESは、基本料金無料のフリープランと、基本料金有料のスタンダードプランの二種類ありますが、フリープランでもデザインなどは全機能使えるので無料プランでも不便なく利用できます。
minne、STORES、どちらも基本料金無料サービスだと考えて間違いありません。
minneは、minneというマーケットプレイスに出品する形になりますが、STORESは自分のネットショップを出店する事になります。
minneはCtoC(個人間取引)のみ対応したサービスですが、STORESは、CtoCに加えて、BtoC(企業と消費者の取引)として出店することもできます。
どちらのサービスも、初期費用・月額費用無料で販売できて、売れた場合にのみ手数料が発生します。

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STORESだけのメリット
販売手数料がSTORESが圧倒的に安い

minne、STORESの支払い対応状況を比較
minne |
STORES |
|
クレジットカード
|
◯ |
◯
|
コンビニ決済 |
◯ |
◯ |
銀行振込 |
◯ |
◯ |
後払い決済 |
◯ |
◯ |
キャリア決済 |
◯ |
◯ |
PayPal |
◯ |
◯ |
代金引換 |
◯※ |
◯※ |
※代引きに関しては、minneはパソコンからの購入のみ対応。STORESは、スタンダードプランのみ選択できます。
どちらも決済手段はすべて揃っています。
海外への販売についても、両者ともにPayPal決済に対応しているので不便さはありません。決済手数料に関しても、販売者側で負担する手数料は変わりません。
minne、STORESの手数料を比較
minne
|
STORES
|
|
販売・決済手数料
|
作品価格+オプション価格+送料の10.56% 参照元 |
|
入金手数料 |
220円 参照元 |
振込手数料:275円 事務手数料:275円 参照元 |
入金サイクル |
どちらも、上記が売れた場合に掛かる全手数料になります。
厳密に言うと、minneは販売手数料(決済手数料を含んだ)で、STORESは決済手数料(販売手数料は掛からない)が掛かります。
売れた場合の手数料は、STORESの方が圧倒的に安いです。minneはSTORESよりも約二倍近く手数料の負担が多くなります。
ざっくりですが、年間100万円販売した場合には、STORESならば5万円の手数料ですが、minneの場合は10万円近い手数料を負担しなくてはなりません。

STORESはminneよりも販促機能が充実している

STORESは、minneよりもさらに充実した販売機能が提供されています。
購入者へのメルマガはもちろん、割引クーポンの配布、まとめ販売、数量制限、年齢制限、シークレットECなど、自由に販売方法を設定することができます。

また、先行予約販売の機能もあります。購入者にはメルマガも配信できるため、事前注文のユーザーだけに割引クーポンを配布することもできます。

デジタルデータの販売に加えて無形商品も販売できる

STORESも、minneよりも柔軟にデジタルデータの販売ができます。
ハンドメイド作品の作り方などのマニュアル、手芸などの型紙、家具製作の設計図やCADデータ、イラストや音楽データなども販売できます。
販売価格は0円も設定できるため、無料型紙などを配布するコンテンツマーケティングとしても活用することができます。
さらに、電子チケット(無形商品)まで販売できる

さらに、STORESは、物販などの有形商品の販売だけでなく、無形商品の販売にも対応しています。
無形商品とは、その名のとおり、形のないものを販売する形式のことで、音源作曲、占い鑑定、ホームページ制作などを販売することもできます。
minneでも、無形商品を販売している方もいますが、残念ながら無形商品の販売は認められておりません。
STORESはさらに、電子チケットを販売する機能もあるため、紙のチケットを印刷する手間も不要、当日も参加人数のカウントなども自動で可能になります。

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もちろん、自分が作成したもの以外のハンドメイドを仕入れて販売するような転売するようなビジネスも可能です。※ブランドショップではなくて、セレクトショップとして出店する必要はあります。

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minneだけのメリット
minneでの集客に期待できる

minneに出品する最大のメリットは、利用者数50万人以上いるminneというハンドメイドマーケットプレイスに出品できることです。
利用者数は右肩上がりで伸びており、全体の90%以上は女性という調査結果が出ています。
この集客の恩恵を受けるためには、minneに出品する以外の方法はありません。
minneは売れたときの手数料は、STORESの約2倍程度は手数料が掛かりますが、女性向けのハンドメイド作品を販売するのでれば、このマーケットは外せない存在であると言えるでしょう。

今回のまとめ

今回は、インターネットでハンドメイド作品を販売できるminne(ミンネ)と、無料ネットショップ作成サービスであるSTORES(ストアーズ)出店での違いについて解説しました。
最後にSTORESに出店した場合のメリットをまとめます
- 販売手数料が約半額程度になる。
- まとめ販売や先行予約などの販売方法ができる。
- ハンドメイドと関係のない商品も販売できる。
- デジタルデータに加えて電子チケットまで販売できる。
- 作品の問い合わせ窓口として機能してくれる。
逆にminneのメリットは、minneというマーケットプレイスでの集客です。
すでに、minneで販売している作家の方は、STORESの出店して手数料負担を減らして、販路拡大などにも挑戦してみましょう。
どちらに出店するというよりも、どちらにも出店するのがオススメです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。